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リョンパパの敗者復活日記

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2003年10月27日
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りょんぱぱです。
土日は実家のある福岡のど田舎に帰っておりました。

土曜の夜に帰ったときは気づきませんでしたが、朝になって実家の庭を見ると・・・

あれれれ???
庭がユンボで掘られて、キレイに無くなってる???

りょんぱぱ「あれ? 親父、このユンボどうしたん?」
ぐらんぱぱ「ああ、俺が庭ば作り変えよるとたい」

りょんぱぱ「はあ??? 親父、ユンボの免許もっとった?」
ぐらんぱぱ「持つもんか。 仕事でもないとに」
りょんぱぱ「使い方習ったと?」
ぐらんぱぱ「習わんでも、見とったら分かるたい」
りょんぱぱ「さすが、親父やね」
ぐらんぱぱ「まあ、初日はちょっと時間かかったばってん、今日で3日目。ほら、ここは畑にするのに深く掘ったと」
りょんぱぱ「ほ~~~~」
ぐらんぱぱ「ここの周りは、後で山の岩ばもろうてくるけん、それば並べて庭園にするとさ」


りょんぱぱも良く器用貧乏だと言われるが、ぐらんぱぱは、器用重宝だと言われる。
りょんぱぱは電気工作が得意だった。
学生時代は8ミリ映画の製作に没頭・・・懐かしいでしょ。
そして、大学生時代は番組制作会社の契約カメラマンとして学費と生活費を稼いだ。
月に40万から50万位稼いだ。その頃は仕事もあった。
その傍らで新聞社の編集局でアルバイトをした。

そんなりょんぱぱだが、父の器用さはそんな比ではない。
元暴走族の父(昔はカミナリ族とか愚連隊と言ったそうな)
りょんぱぱが高校生の時に、50ccバイクを買ってくれたら、初乗りでりょんぱぱの目前で100m程の長距離ウイリーを披露。
そんな親がいるだろうか???

「50ccは軽いけん危ないから、用心して乗れ。ナナハンだったら少々飛ばしても大丈夫やけん」
初日にこんなアドバイスをする親がいるのだろうか???

その親も、もうすぐ70歳になる。年月は早い。

父の信条は、「人に出来て、自分に出来ない筈がない」
りょんぱぱが小学校3年生の時、父は勤務先の農協の経営するガソリンスタンドの初代所長に任命された。
36歳の時だった。
小学校4年で終戦を迎え、母子家庭のため勤労に明け暮れた中卒の父は、勉強の機会が無くてアルファベットが読めなかった。
化学記号なんてましてや分からない。
しかし、父は努力の人だった。
人からの人望が大変厚い人だ。
父が課長職に付くには「中卒」の壁が立ちはだかった。
前例がなかったそうだ。
周りからは批判もあった。
しかし、時の組合長の鶴の一声で人事が決まったそうだ。
だが、一難去ってまた一難。
スタンドに視察に来た消防署から所長が危険物の資格を持たないスタンドは珍しいと皮肉を言われた。

「かち~~~~~ん!」ときた。
「よし!受けてやるけん。願書ばくれ」

その日は丁度受験受付の締め切り間近だったらしく、猛勉強が始まった。
父に頼まれて、アルファベットの読み方や参考書の漢字の読み方を教えたのは、りょんぱぱである。

小さい頃、りょんぱぱは天才児と呼ばれていた。
小学校1年生では新聞を読んでいた。

帰省したときに中学の同級生に遭いに行ったが、彼はりょんぱぱの「IQ150」事件を覚えていた。
彼の奥さんからも「お噂は主人から聞いていました」と言われた。
何を間違ったか、中学生の頃IQテストで150をたたき出した。
先生たちが騒然となった。
そして、もう本当に勉強をしなかった。嫌いだったし・・・
しかし、諺の通り、ハタチを過ぎた頃にタダの人に戻った。
(とてもタダの人には思えない?・・別の意味で・・・)
だから、誰もがこの事件を「嘘だ!」という。

でも、証明できないから、それも仕方ないな・・・

で、父の危険物試験の話に戻すと、
父は、なんと一発で危険物の試験に合格した。
子供ながら父を尊敬した。

そんな父が、町道の危険箇所を修理してしまったそうだ。
以前、りょんぱぱも車を落として大騒ぎになった。
父に言わせれば、ただお前が運転が下手なだけだと・・・

でも、可愛い息子が帰省する前に、
「あいつのことやけん。またおっちゃけるやろうけん」

父は町役場に直談判。
「うちの息子じゃなくても、危なか。道路の側溝ば修理するけん、材料ばくれんね」

役場職員「出来るわけないでしょうが、素人に」

父「人が出来ることが出来んわけないやろうが。プロも元々素人やっけん」
実際、後で聞いた話では、こういうことをやったのは初めてだそうだ。

父の度重なる要請に役場も根負け。
材料を父に支給してやった。

通常は一日で終わる工事だそうだが、父は隣のオジサンやらにアシスタントを依頼しながら、3日がかりで側溝を作り直した。
その仕上がりは、りょんぱぱもびっくりするが、役場の人もびっくりする程の見事な出来栄え。

父は本当に器用で重宝がられる存在なのである。


父との話しに夢中になってて、ユンボに足をぶつけたりょんぱぱ。

「痛って~~~!  なんばすっとか、このやろう!」
反射的にユンボの表面を手で叩いた。
ついでに手も痛かった・・・

見ていた父は笑って
「ユンボはなんもしとらんぞ~~」

まあ、正解ですな。


そこへ、わが姫が「じ~~ちゃ~~ん」とやってきた。
姫は、じいちゃんが大好きなのである。
しかし、前を良く見てなかったので、ユンボのショベル部分に顔をぶつけてしまった。

「がが~~~ん」

りょんぱぱ「ああ、姫! だ、大丈夫か??」

姫を見ると、今にも泣きそうな顔でユンボの前に立っている。
そ、その目は・・・

涙目に、鼻水ずるずるで、眉間にしわを寄せて・・・
凄い形相である・・・

で、次の瞬間

「なにするですか!!!!」
ものすごい形相で、ユンボのショベルに向かって近くにあった棒切れで

 ガン!ガン!ガン!

あのう、ユンボは、なにもしてませんよ~~~


復習するは、姫にあり・・・


そして、本当に・・・

この親にして、この子あり
3世代の証明でした。





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最終更新日  2003年10月28日 00時23分16秒
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