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リョンパパです。
2日連続でクリスマスネタです。 業務上の守秘義務に触れますので、詳細の事情は書けませんが、僕はある超大手企業の社員さんを見直しました。 ある取引の関係でその超大手企業が売主になるのですが、その担当者2人(課長さんと係長さん)がワザワザ特急列車に乗って「ある問題」の解決に駆けつけていただいたのです。 ご事情を尋ねると、二人で九州中を担当しているので、沖縄や鹿児島出張予定を全て変更して駆けつけていただきました。 それも、別にその企業に責任があることではなく、他に責任の所在があることが疑わしい問題だったのです。 でも、「うちが売主である以上、問題のある土地をそのままお売りするわけにはいきません。必要な解決を行った上で引き渡す義務がありますから」 と、ある相手(これまた超大手)に一緒に交渉をしに行ってもらいました。 僕達はなるべく口を挟まないようにしていましたが、この二人が相手方の巧みな言い回しを鋭く追及し、逃げられなくしてくれました。 終わってからも、「売主なのにいままで気づかなくてご迷惑をかけました。問題は解決してお渡しします」 そんな丁寧な言葉をいただきました。 本当に頭の下がる思いでした。 通常はこんな問題はたらい回しにするのが大企業でした。 この仕事をしていると、その憂き目はイヤというほど経験しました。 大企業の尻拭いもいろいろした経験があります。 大企業でも零細企業でも、それを組織するのは おなじ「人」なんですね。 企業にカラーがあるのでなく それを組織する「人」でカラーは決まるという 当たり前のことが、改めて実感されました。 そして、午後からはある売買の決済に臨みました。 その取引はいろいろ解決しないといけないことがあり、 通常は30分もかからない決済ですが、年末ということも重なって1時間半もかかりました。 その間、「無事に終わってくれ・・・」それをずっと心の中で祈り続けました。 そして、なんとか無事に終了。 「お疲れ様でした」 皆が帰った後で、売主さんが僕のところに来ました。 「ホント、大変やったな。あんたのお陰で無事に年内に売れた。餅代もできたし、家族で年が越せる。ありがとう」 結構、途中で文句を言われた時には、 「誰のためにやってると思っているんだ!」 なんて、つい思いました。 ごめんなさい。 でも、ホント、よかったですね。 すると 「これな・・・ 一日遅いけど、子供にケーキ買ってやれや」 そう言って、僕のポケットに1万円をねじ込んで走って帰っていかれました。 結構、照れ屋の売主さんだったんですね・・・ でも、気持ちが沁みました。 ありがとうございます。 そしたら、携帯電話が・・・ 「あ、リョンパパ? 撮影のギャラを前払いするから、今から来て・・・」 プロダクションに行ったら、ちょうど、まだ未払いのギャラの支払い請求を依頼主の企業に電話交渉してたところでした。 「え?あの支払いまだなんですか? もう半年以上でしょう?」 「まあ、仕方ないよ。だから少なくて悪いけど、クリスマスだからさ。あんた、いつも無理を聞いてくれるからさ。5000円だけボーナスで追加するから。1日遅いけど、ケーキ買って帰れよ」 自分の入金もまだなのに、気持ちが嬉しいです。 僕は本当に、周りの人に恵まれた果報者です。 今日もいい一日でした。 ありがとう。 僕の周りのサンタさん達。 メリークリスマス!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年12月25日 18時55分23秒
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