リョンパパの敗者復活日記

リョンパパです。

昨日はたくさんのアクセスをありがとうございます。
で、昨日のメルマガが結構、励ましのメールなどいただきましたので、
メルマガ読者の方には重複して申し訳ありませんが、今日掲載します。

元自衛官、地上げ屋、ゼネコン社員、訪販社員・・・などなど経て

あああ・・・　もうダメだ～～～
なんて、ギリギリの状況も何度か経験しました。
ダメ人間だった（今もかな？）リョンパパのいろんな気付きをテーマ
にして行こうと思ってます。

お金に翻弄された経験から思うと、お金は確かに喉から手が出る位に
欲しいけど、「お金との付き合い方」が一番大事みたいですね。
リョンパパは、まだまだ修行中です。

その前に、お付き合いする「お相手」が、なかなかお見えにならない。

では、昨日配信分「リョンパパの楽天日記：今日も更新！」から
抜粋版をどうぞ、お楽しみ下さい。

ちょっと、長いけど勘弁してね。

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ご登録いただいた、あなた。
ありがとうございます。
このご恩は一生忘れません・・・（ホントかな？）

長崎は今日は雪がちらちら降ってます。ホント・・・　寒い！
もう辺りも暗くなって、丁度ランタンフェスティバルの花電車だけが、
鮮やかな光を放ちながら、長崎のメイン通りを行きかっています。

今日は、本当に僕にとって記念すべき日かもしれません。
アクセスが凄い勢いで上がってます。
今までの最高が一日２００位でしたけど、もう既に１００を大きく超
えています。

まぐまぐの新着メルマガで部門１位をとった、雷蔵さんのメルマガに
あんな形でご紹介いただけるなんて・・・
４１年間の人生の中でも最大の出来事のひとつに違いありません。


で、僕は感謝してます。
もちろん、ささえていただいた・・・あなた。
その、あなたが集まった、皆さんにです。

そして・・・
誤解を恐れずに言うなら、「僕自身」に感謝してます。

え？　なんて、自惚れが強いヤツなんだ！！！
今、そう思ったでしょ？

無理もありません。普通、こんなこと言いませんよね。

でも、でも・・・　僕はあることに気付きました。

と、言うより、僕の奥方様が気付かせてくれたんです。


「ああ・・・　そうか。私って、私でもあるけど、私じゃないんだ」

なに言ってるんだ？　お前？（なんて、呼び捨てにはできませんけど）
不思議そうに奥方様の顔を覗き込む僕に、奥方様は続けました。

「あんたも、そうよ。あんたは、あんたであって、あんたじゃない」

んんんん？？？　ますます混乱してきました。　

「どういうこと？」


「あのね。自分ってみんな、本当は４人いるんだよね。分かった！」

ついに、こいつ頭がおかしくなったのかな？

「分からんよ～。　どういうことよ！」

「つまり誰でも（自分が知ってる自分）を自分自身だと思うでしょ？」

「まあね。」

「でもね、それは（自分の一面）でしかないのよね」

「んんん・・・　哲学的だけど、まあ、分かるよ」

「でね、（自分が知ってる自分）は実は２人いるんだよ」

「例えば？」

「まず、（自分も知ってるし、相手も知ってる自分）」

「ああ、スタンダードだね」

「そう。でも、意外とお互いに誤解してたりして・・・」

「ありうるな」

「次に、（自分は知ってるけど、相手は知らない自分）」

「そうだな。あなたの知らない私～～ってか？」

「もう！真面目に聞けよ。それから、（自分が知らない自分）もある」

「分かった！つまり、（自分は知らないけど、相手が知ってる自分）」

「そう！それから？」

「自分も知らないし、相手も知らない自分」

「良くできました。でも、その自分って、ちょっと怖くない？」

「そうだな・・・　怖いな～～。夜中に廊下に立ってたりして・・」

「もう、お風呂に入れないでしょ！　まとめるとね。どれも自分なの」

「なるほど・・・　確かに（人は４つの面を持っている）ってことか」


すると、奥方様はアメリカ人のように、人差し指をワイパー動作にして

「ちっ！ちっ！ち！　違うのよ。　４人いるの。　全て独立した人物！」

んんんんん？？？？　また、なんか変なこと言うよ、こいつ。


「もちろん、その人の４つの面とも言えるでしょうけど、全て独立した
人物なのよ」

「えええ？？？　４重人格ってこと？」

「違う！　自分が気付く自分は（自分が知ってる自分）でしょ」

「うん。自分も相手も知ってる自分と、自分だけが知ってる自分だな」

「そうよ。でも、あとの二人の方が、実は活動範囲が広いのよ」

「具体的には？」

「自分も相手も知らない自分は、どこかにいるのよね」

「例えば？」

「例えば、普段大人しい人が、物凄く追い込まれて、自分でも思いもか
けない行動をとって、周囲も驚く場合ってあるでしょ？」

「うん。あるな～」

「その自分って、自分にとっても相手にとっても、新たに発見した自分」

「おお・・・　そうだな。俺って、こんなことできたのか！って」

「でも、この自分はひとたび犯罪などの方向に向くと、恐ろしいでしょ」

「そうか・・・　自分でもコントロールできないんだな」

「そうよ。どうしてこんなことしたのか、自分でも分からない・・・って」

「あれは、単に言い訳じゃないってこと？」

「まあ、ケースバイケースだろうけど、そういうことよね」

「じゃ、自分が知らなくて相手が知ってる自分は？」

「実は、それが常識的に言うなら、（本当の自分）の近似値」

「近似値？」

「そう。限りなく本当の自分に近いけど、それだけじゃないから」

「そうだな。４つの面と言うより、それはひとり歩きする自分の虚像
だけど、みんなに認識されてしまえば、実像って訳だね」

「そう。だから、知らず～知らずに犯してるのよ・・・罪を・・・」

「ぎっく～～～」

「あんたもさ。素晴らしいよね。自分がやったことを、すっかり忘れて、
人に講釈垂れるなんて、並みの人間には絶対にできませんからね」


ありがとうございます。おっしゃる通りです。
そんなこと・・・　人生のパートナーしか言ってくれませんしね。


長い会話になりましたが、結論を言えば、どれも一人歩きする自分の
「実像」が４つもある。
それを、それぞれの見方から、他方の見方を考えるときに・・・

「分かっちゃいない」とか「どうして分かってくれないんだ～～」
となると言う訳です。

「本当の僕はこうなのに、みんなどうして勘違いするの！」

「誰も僕のこと・・・　分かってくれない・・・」

それは、実は自分自身の「勘違い」なんですね。ホント。

でも、最初から「自分は４人いる」と理解していれば、新たな自分が
発見されたときに・・・

「教えてくれて・・・　ありがとう！」

ってなると・・・　偉大なる我が奥方様は、のたまわれました。
もう・・・　降参です。


僕が事業に失敗して、奥方様の母上と、我が両親を前に何も知らない
リョンと姫がはしゃぎ回るなか・・・

「リョンパパ君！もう、よかろ！奥方と別れてやってくれんね！」

僕は、もう黙って・・・　何も言えませんでした。

うちの両親は、もうおっしゃる通りにするしかない・・・と。

すると、奥方様がモウレツな勢いで母上に食ってかかったのです。

「冗談じゃなか！　こん男からは、どれだけ損ばさせられとるね！
私は元を取り戻すまでは、絶対に死んでも別れんけんね！！！」

もう・・・　信じられませんでした。

いい加減な事業計画で、しかもそれを隠すための粉飾借金まで・・・
とうとう、４０００万円近い負債・・・

もう、普通の個人事業者に払える金額ではありません。
みんなに説得されて・・・　やっと自己破産を決意する始末でした。
なんと・・・　情けない・・・　僕はほんとに人間のクズです。


全て嘘に嘘を重ねて・・・　知能犯のリョンパパ（一応法学部卒）
は、人からも呆れられる位完璧に奥方様を２重、３重、５重に騙し
続けていたのです。

・・・はい・・・

それなのに・・・　　僕は・・・　涙が溢れてきました。

すると、そんな僕の方を向いて、奥方様がひとことつぶやきました。

「勘違いするなよ。元ば取り戻すまでやっけんね。後は知らんぞ！」

それから、幾年ぞ・・・　　　いまだに元は取れてません。

僕は、しっかり元が取れた気がしますが・・・


今日の「４人の自分」の話・・・　いかがでしたか？
いきなり哲学してすみません。

この話は、結構似た話を聞かれた方は多いと思います。
でも、奥方様は、聞いたことがなくて「自分で」ふと感じたそうです。

で、奥方様の口からは、いつも・・・

「あんたは、生きているだけでまるもうけだから、全てに感謝せにゃ」

「意地悪してくれる人もいたから、あんたはいろいろ気付けたんだか
ら・・・　その人たちにも感謝せにゃ・・・　人間じゃなかばい！」


リョンパパの「菩薩修行」は・・・　まだまだ続きそうです。

・・・　　はい　　・・・・。

あああ・・・　　早く人間になりた～～～い！！！

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