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リョンパパですぅ~~~。
今朝も雪がちらついていました。 去年の予想では、今年は暖冬だなんて言ってた時期もありましたっけ。 2月に入って、そろそろ確定申告の準備に入らなければなりません。 去年は大失敗してしまって、所得もないのに大幅に所得があったと みなされてしまいました。 私は不動産屋なのに、もう・・・ どうしてこんな失敗を・・・って 失敗なんです。 それは・・・ 「自己居住用財産売却の3000万円控除」についてです。 リョンパパが銀行さんのご指導の元に任意売却をしたのが、平成14年 の一月のこと。 だから、去年の確定申告で申告しなきゃならなかったんです。 実際には買った価格のおよそ、1700万円のマイナスでした。 マイナスですよ~~~。 詳細は言えませんが、買った値段より1700万円安く処分しなきゃ ならなかったと言うことです。はい。 でも、もちろん抵当権には足りませんから、リョンパパの手元には1円 たりとも入りません。 まあ、これは当たり前のことですけどね。 ところが・・・・ 数回の引越しの中で「土地の売買契約書と建物の請負契約書」を紛失! 本当は3000万円控除を使わなくても、赤字だから課税されないので すが、契約書がないので「原価」を証明する書類がありません。 しかたなく、3000万円控除を使った訳です。 ここで、不動産の譲渡税の解説を少し・・・ 自己居住用財産の3000万円特別控除制度と言うのは・・・ 自分の居住用の不動産(もちろん土地、建物ともになりますが)を売却 した場合、売却価格と原価(購入した価格+経費)の差額が3000万円 までなら、譲渡税(国税)を課税しないという制度です。 じゃ、普通、不動産を売ったらどれだけ税金がかかるのでしょうか? 個人が土地や建物を売却し、利益(譲渡益)が発生したら、その利益に対し 所得税と住民税がかかります。 この利益のことを「譲渡所得(金額)」と税法では言います。 まず、最初にこの譲渡所得を計算することから始めます。 譲渡所得 = 譲渡価格 - 取得費 - 譲渡費用 - 特別控除 となります。 注:譲渡価格(売買契約した価格) 取得費 (売却した不動産の購入額(建物は減価償却後になる) (購入時の仲介料)(購入時の立退き料、移転料) (売買契約書の印紙代)(登録免許税、登録手数料) (不動産取得税)(建物の取り壊し費用)など 譲渡費用(売却の際の売主が負担する仲介料) (売却に伴う広告費、測量費)(契約書の印紙代) (売却に伴う立退き料、建物解体費)など 特別控除(居住用財産の3000万円特別控除) (特定住宅地造成事業へ売却の1500万円特別控除) (長期譲渡所得の100万円特別控除)など 次に、譲渡した年の1月1日時点での所有期間が 5年を超える場合・・・ 長期譲渡所得 5年以下の場合・・・・ 短期譲渡所得(5年ちょうどはこちら) では、長期譲渡所得の税金の計算をしてみます。 平成15年分までは、譲渡所得に一律26%を乗じた額が税金です。 (そのうち、所得税20%:住民税6%) しかも、長期譲渡の場合は100万円のt特別控除が使えます。 問題の短期譲渡所得は次の通りです。 次のうち【高い方の額】が税額となります。(所得税のみ) (住民税は都道府県税は3%、市町村は9%に置き換えて計算) ①短期譲渡所得×40%=所得税額 ②イ (短期譲渡所得 - 50万円 + 課税総所得)×累進税率 ロ 課税総所得 × 累進税率 ハ (イ ー ロ)×110% = 所得税額 非常にややこしいのですが・・・ ぶっちゃけて言うと・・・ 52%くらい税金で持っていきますよ~~~ ということです。 居住用財産の3000万円特別控除は期間は問いません。 ただし、買主が一定の親族の場合や、一度使うと3年間は使えません。 この便利な3000万円控除を使いました。 別に利益が出たからじゃありませんよ~~~ 前述の通り、1700万円の大赤字なんです。 しかも、一円も手元には入っていきません。 だけど、当初の売買契約書や領収書、請負契約書を紛失したため・・・ まともに課税されると・・・ 500万円以上の税金を払うはめになるのです。 だって、1000万円で売っても500万円近くが税金ですよ!!! この場合(買った金額の証拠がない場合)の原価は一律5%です。 つまり、売買価格の95%にまともに税金がかかります~~~~ リョンパパには、もう選択の余地がありませんでした! で、3000万円控除をぽちっとな!!! 税務署「はい。では、これで【所得税】はかかりませんのでご安心を」 ああ・・・ リョンパパは、プロなのに・・・ 重要なことを見落としていました。 あのね・・・ 確かに、【所得税】はかかりませんよ。確かに。 でもね。 特別控除を使うと・・・ 【所得として計算はされるんです!!!】 だから、ある用事・・・児童手当の件で所得証明を取りに行って・・・ 「ぎょえええええ~~~~~ なんじゃこりゃあああああ!!!!」 なんと! リョンパパの所得額が実際より1000万円以上も超える! うわああああああ!!! その後、矢継ぎ早に「児童手当の打ち切り」の通知 「所得超過により・・・・」 だって! 一円ももらってないのよ~~~ って、役所に行っても、県庁に行っても、ついでに国に直訴しましたが・・・ ダメでした・・・・ 担当者も「気の毒ですね・・・」 と言いながら・・・ 「毎年、同様の陳情をされる方が、必ずいらっしゃいますが・・・」 「うん、うん、そうでしょ!」 「制度始まって以来、一件も認められたケースを私は知りません」 がががが~~~~~ん!!! でね・・・ 児童手当だけじゃないでしょ・・・ いろいろ連動するでしょう・・・ あああ・・・ もう、地獄でした。 奥方様には、「大ばか者!!!」呼ばわりされるし あなたも、不動産を売る時には・・・ 「よ~~~く考えよう!!! お金は大事だよ~~~」 リョンパパの教訓でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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