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リョンパパですぅ。
昨夜は、lightworksさんと軽~~~く、コーヒーを飲みに行きました。 夜の長崎は・・・ は・・・早い! な、な、なんでどこも開いてないんだよ~~~ って、23時近くの浜の町アーケードを歩きながら・・・ 「これからって時間なのに!」 って、これからは僕達だけだったりして・・・ 「リョンパパさん。こっちにありますよ。多分」 そっちに、行くと・・・ (本日は休業日です)の張り紙。 何だ、何だ、コーヒーも飲めないってか? で・・・(突然歌う) ♪ 浜ブラしようと~ 来たけれど サテンもミスドも~ みな終わり~ 折角、合わせた~ 暇時間~ だけども時計は~ 20と3時なの~ どうにもならない 街だと分かってい~~ても~~ コーヒー飲みたい あなたと語~~~りたい バカね・・・ バカね・・・ よせばいいのに~~~ ダメな~ ダメな~~ ホントに ダメな~~ ホテルの喫茶は 1杯 千円よ~~~ と、いうことで・・・ 貧乏暇なしコンビは、千円の割り勘で優雅なコーヒーを飲むことになりました。はい。 で、千円のお味ですが・・・ 気のせいか、美味いです。はい。 「キモチ」にたっぷり栄養を頂いた気分です。 そして、千円払った瞬間に・・・ 現実に引き戻されました。 なんせ、先に金を取りにテーブルまで来るんですから。 (あああ・・・ ジョ○フルだったら、6月末まで50円のサービス券が使えるのに・・・) 財布に溜まった5~6枚のサービス券を横目に見ながら、なけなしの千円を払いました。 「どうぞ、ごゆっくり・・・」 なんという、中年でしょうか・・・ もっと、金持っとけよ、俺。 でも、「前向き」なコーヒーをゆっくり飲めることだし・・・ 前向き野郎さんとゆっくり15分程語り合っていると・・・ 「申し訳ございません。12時で閉店です」 ええええ??? だったら、15分前に言えよ! ごゆっくりどうぞ・・・ なんて言ったら、誤解するでしょうが!!! 15分は「ゆっくり」のうちに入るんか??? でも、紳士的な僕達は「どうも・・・」 と、多少の引きつり笑いをしながら、ホテルのフロントを後にしました。 なんせ、喫茶の入口はもう閉鎖されてましたもん。 閑話休題 今日、寺町の石屋のオヤジさんを訪ねて行きました。 現在72歳になるオヤジさんは、昭和20年当時、学徒動員で大橋町の三菱兵器工場で働いていたそうです。 当時、13歳。中学生です。 8月9日・・・ そのオヤジさんが、音頭をとって・・・ 「おい! 今日は暑いから、思案橋の川にウナギを取りに行くばい!」 と約30人近い子供達が、こっそり工場を抜け出し、思案橋へと向かったそうです。 今では川も道路の下に埋められ、当時の面影はありませんが、当時は川の両側に石垣があり、子供達はウナギを取るために川の中に入って遊んでいたそうです。 そして、運命の時間・・・ オヤジさんと9人の仲間は、川の中に潜ってウナギと格闘していました。 川から上がった、10人の見た光景は・・・ ほんの数分前とは天地の差・・・ 川に入っていなかった20人の友人の殆どが、皮膚が焼けただれ・・・ 既に息をしていない者も多数いたそうです。 それから半世紀・・・ 生き残った10人の殆どが数年前までお元気で、会社の社長や教員、銀行員などいろんな人生を歩みながら、年に一度集まって話をしていたそうです。 「僕達は生き恥をさらしてきた。このことはみんな、墓場まで持っていこう」と そんな思いをしなければならなかった 13歳の夏・・・ もし、僕がこんな経験を13歳でしていたなら・・・ どうなっていたんだろう・・・と 実は、この話は2年近く前に、このオヤジさんから聞いてはいました。 「どうして、あんたに話したのかな。家族にも話したことないのに・・・」 当時、躊躇いながらも、勝手に僕にそんな話をし始めたオヤジさんの顔・・・ なんとも言えない顔をしていたのを思い出します。 僕は言いました。 「オヤジさんが、もしそのサボリを先導していなかったら・・・オヤジさんを含めた10人には新しい家族はなかったんですよ」 「そりゃ、そうだけど」 「オヤジさんは、神様がそうするようにお遣いに選ばれたんですよ」 「そう言ってくれると、気が楽になる」 彼らが心に抱えている想いに比べれば、僕たちが「問題だ!問題だ!」って思っていることって・・・ と~~~~~~っても、小さいことじゃないですか? 中にはも~~~っと大きいことを抱えている人もいるでしょうけど・・・ 悲劇の自慢をしてもしょうがないでしょ? 問題なんて、ないんです。 最初から。 全ての問題は、自分の中で作り上げているだけなんです。 だって、このオヤジさんは、僕が「神様のお遣い」発言をするまで・・・ 57年間・・・ このことを「仲間」以外には言えずにひとりで抱えていたんですよ。 でも、さすがに疲れちゃった・・・ で、親戚でもない縁もゆかりもないけど、時々顔を出す兄ちゃんに話したくなったんです。 この兄ちゃんに話しても、誰にも知られないだろうと・・・ でも、相手が悪かった・・・ リョンパパですから・・・ で、今日、オヤジさんを訪ねたのは・・・ 「オヤジさん、2年前の話・・・ 僕にしたの覚えてますよね」 「ああ、ウナギの話だろ」 「あれ・・・ 世に出しましょう!本にしましょうよ!」 「し・・・しかし・・・」 「もう、いいじゃないですか。あと4人しか生きてないんでしょ?」 「うん・・・」 「だったら、これは次代に受け継がなきゃならないドラマですよ。今の13歳の子供に伝えなきゃ!」 暫く、考え込んだオヤジさんでしたが・・・ 「そうばいね。 あんたの言う通りでしょうね。 じゃ、そうしましょう」 「よし! じゃ、いい作品にしましょうよ」 「で、ついでなんだけど・・・」 「はい? 何です?」 「本もいいけど、折角なら映画とか、テレビドラマにはならんかな??? 仲間も集めて協力するけん!!!」 このオヤジさん。 このバイタリティーで戦後を乗り切ったのが良く分かりました。 はい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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