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リョンパパの敗者復活日記

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2004年05月11日
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リョンパパですぅ。

昨夜は、lightworksさんと軽~~~く、コーヒーを飲みに行きました。
夜の長崎は・・・

は・・・早い!

な、な、なんでどこも開いてないんだよ~~~

って、23時近くの浜の町アーケードを歩きながら・・・

「これからって時間なのに!」

って、これからは僕達だけだったりして・・・

「リョンパパさん。こっちにありますよ。多分」

そっちに、行くと・・・

(本日は休業日です)の張り紙。

何だ、何だ、コーヒーも飲めないってか?

で・・・(突然歌う)


♪ 浜ブラしようと~  来たけれど
  サテンもミスドも~ みな終わり~

  折角、合わせた~  暇時間~
  だけども時計は~  20と3時なの~

  どうにもならない  街だと分かってい~~ても~~
  コーヒー飲みたい  あなたと語~~~りたい

  バカね・・・    バカね・・・

  よせばいいのに~~~

  ダメな~  ダメな~~ 
  ホントに  ダメな~~

  ホテルの喫茶は   

  1杯 千円よ~~~


と、いうことで・・・

貧乏暇なしコンビは、千円の割り勘で優雅なコーヒーを飲むことになりました。はい。


で、千円のお味ですが・・・


気のせいか、美味いです。はい。

「キモチ」にたっぷり栄養を頂いた気分です。

そして、千円払った瞬間に・・・

現実に引き戻されました。

なんせ、先に金を取りにテーブルまで来るんですから。

(あああ・・・ ジョ○フルだったら、6月末まで50円のサービス券が使えるのに・・・)

財布に溜まった5~6枚のサービス券を横目に見ながら、なけなしの千円を払いました。

「どうぞ、ごゆっくり・・・」

なんという、中年でしょうか・・・
もっと、金持っとけよ、俺。

でも、「前向き」なコーヒーをゆっくり飲めることだし・・・
前向き野郎さんとゆっくり15分程語り合っていると・・・

「申し訳ございません。12時で閉店です」

ええええ???

だったら、15分前に言えよ!

ごゆっくりどうぞ・・・ なんて言ったら、誤解するでしょうが!!!
15分は「ゆっくり」のうちに入るんか???

でも、紳士的な僕達は「どうも・・・」

と、多少の引きつり笑いをしながら、ホテルのフロントを後にしました。
なんせ、喫茶の入口はもう閉鎖されてましたもん。


閑話休題


今日、寺町の石屋のオヤジさんを訪ねて行きました。
現在72歳になるオヤジさんは、昭和20年当時、学徒動員で大橋町の三菱兵器工場で働いていたそうです。
当時、13歳。中学生です。

8月9日・・・

そのオヤジさんが、音頭をとって・・・

「おい! 今日は暑いから、思案橋の川にウナギを取りに行くばい!」

と約30人近い子供達が、こっそり工場を抜け出し、思案橋へと向かったそうです。

今では川も道路の下に埋められ、当時の面影はありませんが、当時は川の両側に石垣があり、子供達はウナギを取るために川の中に入って遊んでいたそうです。

そして、運命の時間・・・


オヤジさんと9人の仲間は、川の中に潜ってウナギと格闘していました。

川から上がった、10人の見た光景は・・・


ほんの数分前とは天地の差・・・

川に入っていなかった20人の友人の殆どが、皮膚が焼けただれ・・・

既に息をしていない者も多数いたそうです。



それから半世紀・・・

生き残った10人の殆どが数年前までお元気で、会社の社長や教員、銀行員などいろんな人生を歩みながら、年に一度集まって話をしていたそうです。


「僕達は生き恥をさらしてきた。このことはみんな、墓場まで持っていこう」と

そんな思いをしなければならなかった 13歳の夏・・・


もし、僕がこんな経験を13歳でしていたなら・・・

どうなっていたんだろう・・・と


実は、この話は2年近く前に、このオヤジさんから聞いてはいました。

「どうして、あんたに話したのかな。家族にも話したことないのに・・・」

当時、躊躇いながらも、勝手に僕にそんな話をし始めたオヤジさんの顔・・・

なんとも言えない顔をしていたのを思い出します。

僕は言いました。


「オヤジさんが、もしそのサボリを先導していなかったら・・・オヤジさんを含めた10人には新しい家族はなかったんですよ」

「そりゃ、そうだけど」

「オヤジさんは、神様がそうするようにお遣いに選ばれたんですよ」

「そう言ってくれると、気が楽になる」


彼らが心に抱えている想いに比べれば、僕たちが「問題だ!問題だ!」って思っていることって・・・

と~~~~~~っても、小さいことじゃないですか?

中にはも~~~っと大きいことを抱えている人もいるでしょうけど・・・


悲劇の自慢をしてもしょうがないでしょ?

問題なんて、ないんです。 最初から。

全ての問題は、自分の中で作り上げているだけなんです。


だって、このオヤジさんは、僕が「神様のお遣い」発言をするまで・・・

57年間・・・ このことを「仲間」以外には言えずにひとりで抱えていたんですよ。

でも、さすがに疲れちゃった・・・

で、親戚でもない縁もゆかりもないけど、時々顔を出す兄ちゃんに話したくなったんです。
この兄ちゃんに話しても、誰にも知られないだろうと・・・

でも、相手が悪かった・・・

リョンパパですから・・・


で、今日、オヤジさんを訪ねたのは・・・

「オヤジさん、2年前の話・・・ 僕にしたの覚えてますよね」

「ああ、ウナギの話だろ」

「あれ・・・ 世に出しましょう!本にしましょうよ!」

「し・・・しかし・・・」

「もう、いいじゃないですか。あと4人しか生きてないんでしょ?」

「うん・・・」

「だったら、これは次代に受け継がなきゃならないドラマですよ。今の13歳の子供に伝えなきゃ!」

暫く、考え込んだオヤジさんでしたが・・・


「そうばいね。 あんたの言う通りでしょうね。 じゃ、そうしましょう」

「よし! じゃ、いい作品にしましょうよ」

「で、ついでなんだけど・・・」

「はい? 何です?」

「本もいいけど、折角なら映画とか、テレビドラマにはならんかな??? 仲間も集めて協力するけん!!!」



このオヤジさん。

このバイタリティーで戦後を乗り切ったのが良く分かりました。   はい!






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最終更新日  2004年05月11日 19時41分11秒
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