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どうも!
リョンパパですぅ~~~~。 今日の日記は、「前向きなセールスマン」です。 実は、うちの会社にある若いセールスマンから、しょっちゅう電話がかかってました。 彼の名前は「キムラくん」ですが・・・ ある日のこと・・・ パートのHさんが電話を受けてたのですが・・・ 「リョンパパさん。なんか営業の電話みたいなんですけど、社長いないかって・・・」 「じゃ、僕が代わりましょう」 で、電話を廻してもらいました。(グルグル・・・じゃないってば!) 「もしもし?」 「あ!社長様ですか?」 なんだ? 妙に明るいヤツだな・・・ その声のトーンが、確かに「前向き!」なのです。 「まあ、社長・・・のようなものですが・・・」(なんのこっちゃ?) で、その後「キムタク」は熱く、熱く語るのです。 カラーコピー機のことを・・・ 「いやあ、うちはそんなにカラーコピーは使わないから・・・」 「でも・・・ 用紙を無制限であげるって言ったら、どうします?社長代理!」 おぬし・・・ なかなかやるな・・・ しかも、社長代理ってか?・・・悪い気はしないな・・・ 「そんな、あんた。 無制限で紙がもらえる訳がなかろう?」 「それが、社長代理! 紙だけでなく、なんと!トナーまで無制限に差し上げますよ!」 グラグラ!!!(心が揺れる音) 「ぬわに~~~~~! トナーまで無料! てめえ!俺を舐めてるのか?!」 「社長代理! 僕は男性は舐めれません!」 お前・・・ 真昼間から何を言っておるんじゃあああ??? でも・・・ フラフラ(気持ちがふらつく音) グラグラ(心が揺れる音) いや・・・ 落ち着け、落ち着け。 世の中にそんな甘い話がある訳がない! 「じゃあ、聞くけど・・・ それで何でオタクは儲かるんかい???」 さあ! 答えて見ろ! 「社長代理! まさか・・・ ご存知ないんですか???」 え? 予想外の回答・・・ 「な・・・何を?」 「社長代理! 実は・・・ 大きな声じゃ言えませんけど・・・」 「おう・・・何?何?」 「コピー機の利益ってどれくらいあると思います?」 「結構高いからなあ・・・ 結構ぼったくるんだろうが」 「いや、いや・・・ 機械は殆ど利益はないんですよ・・・・」 「じゃ、どうやって利益にするんだよ!」 「あのですね・・・ 大きな声じゃ言えませんけどね・・・」 「早く言えって!」 「実は・・・ メンテナンス料金で暴利を貪るんです」 「暴利って? どれくらい?」 「○○%! ズバリ!」 魚魚ぎょえええええええええええええ!!!! 「そ・・・ それって・・・ 詐欺と違うんかい?!」 「はい。 まあ・・・ 私の口からは言えませんが・・・」(むむむ・・・上手いなあ) 「と・・・ 言うことは・・・」 「は~~~い。 紙をタダで差し上げたり、トナーを差し上げたりって十分可能なんですよ」 もう~~~~ 目から鱗だったんですわ・・・・ 「で、社長代理! ここに詳しい資料があるんですが・・・ 今の機械のメンテでどれくらい損してるか・・・」 「・・・・・」 「知りたい?・・・ です?」 「・・・ 知り・・・ たい・・・」 「要ります? この資料?」 「できれば・・・」 「でも、大事な資料なのでFAXできないんですよね・・・」(やはり、そう来たか) 「そうくるだろうと、思った。 で、売り込みにくるんだろ?」 「そりゃ、買っていただければ嬉しいですが、買う気はないでしょ?」(そう来るか?!) 「まあ・・・ モノ次第だな・・・」(おいおい・・・ ペースに嵌ってるよ・・・) 「モノは・・・ 僕が行って説明しなきゃ・・・分からないですもんね・・・」(じらしやがって・・・) 「資料があれば、説明は要らん!」 「じゃ、電話じゃよく分からないでしょうから、2枚にまとめたカンタンな資料だけ送ってあげましょうか?」 「ああ、頼む」(完全に相手ペース) 「じゃ、スグに送ります」 数分後、送ってきたA4で2枚の資料は・・・・ ううううううううう・・・・・ この続きが知りたい! 知りた~~~~~~い! くっそ~~~~ 完全に相手ペースに巻き込まれた・・・ そこへ、キムタクから電話が・・・ 「どうです? 資料持って、今から行けますけど、どうします?」 「どこから来るの?」 「福岡ですから、カモメで2時間ですけど、今から30分後のに乗れば2時には伺えますが・・・」 「話だけだよ」 「話だけですよ」 「じゃ・・・ おいで」 「あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・すぅ~~~~~」 それから、午後2時頃、キムタクは大雨の中を我社のドアを叩いた。 しかも・・・・ バカ野郎!!!! 傘を忘れてきてやがるんですよ~~~ 「博多は雨は降ってなかったんですよ~~~。参ったな~~~」 な~~~んて言いながらも、このキムタク君もまた 僕に負けず劣らずの・・・ 「超前向きハッピー野郎!」なんです。 話はシバシバ脱線し・・・ でも、膝突き合わせて、ハートがピッタリフィット! 最後は・・・ 「社長! この機械いいですよ! 今のリースも来月終わるし! 入れましょう!」 と、気が付いたら、リョンパパが社長(まっちゃん)を説得する展開に・・・ で、社長は・・・ 「リースが通ったら、入れてもいいぜ!」 社長はリースが通らないと確信して返事をしました。(どういう会社じゃ!?) その2日後・・・ 泣きそうな顔の社長が、出社してきました。 「リョンパパ・・・」 「社長! どうしたんですか? 浮かない顔して・・・」 「リースが・・・・ 通ってしもうた・・・」 もうすぐ、機械がやってきます。 楽しみだなああ~~~~~ ワクワク~~!!! 前向きなセールスマン「キムタク」の会社 (この物語は、実話に基づき再構成されたものです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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