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土曜日、ゆうさんに誘ってもらった講演を聞いてきました。
ゆうさんの息子さんやmiyaviさんの娘さんが通う高校で行われ 不登校、いじめ等の教育 問題について実践的に研究されている 田原 俊司先生というかたです。 優しくてユーモアがあって、でもダメなものはダメとはっきりおっしゃる素敵な先生でした。 不登校、、と一言で言うけど子供たちの脳の中は大変なことが起こっていたなんて 不安感情、ストレスによって脳の「海馬」とよばれる記憶をつかさどる部分が委縮して細胞 が壊れるのだそう、、 そして神経から神経へ信号を送る役目の「神経伝達物質」がうまく発生しなかったり正しく 働かなくなる。 結果 集中力がなくなってボーっとしたり神経の伝達がうまくいってないので動きたくても 動けない状態に陥る。 (ただ 海馬というところは人間の体の中で唯一再生する場所でもあるから必ず復帰できる。) この状態の時の子供の心は?~ 1 自信喪失 その結果 「意欲、動機付けの低下」 (自分でも何か違う 何とかしなければという思い) 2 自己認知のゆがみ 弁解する (親や先生は私を嫌っている) 自己否定を延々と繰り返す (こんな状態の私が嫌い) 3 不安におののいている(あることにとらわれて緊張状態にある) その結果として 「引きこもり」「自傷行為」「強迫行動」「うつ状態」「薬物依存」 「子ども返り」「記憶の一時的欠如」等、、 (不安感に支配「苦しい」~保護者や先生に「分かって欲しい」) 4 さらに子どもを追い込むと 強いふり、偉そうな振る舞い、他者への「いじめ」等の「家庭内暴力、他者暴力」 (恨み心「ル・サンチマン」の発生) 5 最後には 自殺・他殺(ル・サンチマンの爆発) ハルヒの場合、2までは確実にいってたなぁ、、、って思いながら聞いてました。 、、で田原先生は「ストレスをあたえてはいけないということではない ストレスには良いストレスと悪いストレスの二種類がある。 これは親が使い分けるのだが難しい、、、」 いや~先生、そこのところが聞きたいよーって思ったんだけどすっごい時間が押しててきけな かった 神経伝達と海馬の回復方法として ・基本的生活習慣の確立 ・薬物療法 ・様々な精神療法 基本的な生活習慣の確立として ・適度の運動 ・昼夜逆転をおこさない睡眠 ・食事(とくに朝食) でもこの辺は皆さんもご存じですよね~ 田原先生は運動として10分~15分の散歩が望ましいけど外に出たくない、出られない子は Wiiがとってもいいそうです! 「お母さんたちも一緒に楽しくやるととってもいいですよ」とおっしゃってました。 ハルヒはこれを聞いて大喜びでしたけど 回復、復帰の第一段階として ・保護者、先生のストレスからの解放 (最初の原因が別にあったとしてもストレスを強く与え続けると先生や保護者が 結果的に不登校に加担している、、ということになる) ・保護者、先生自身による認識の修正 第二段階 子どもへの対応の修正 ・いぜんと同じ対応 ・見捨ててないという意思表示 第三段階 子どもの基本的生活習慣の確立 子どもの居場所づくり (友達関係づくり、勉強への構え) 第四段階 部分登校の模索 ・段階的復帰の可能性の探索 校門までの登校 放課後登校 保健室登校 一部授業への出席 ・復帰(進学先)校の調査 、、、ということでした。 あと「学校へいかなくていいよ」という言葉かけではなく「学校、今はいけないよね」の方が いいですとおっしゃってました。 適応教室も田原先生曰く「良い教室は全体の3割程度。一般校でだった 先生がまわされていたり定年後の天下りだったりする」ことが多いそう、、 すると子どもたちを早く学校に戻そうとやる気モードにさせすぎて余計にマイナスになって しまう子も。 なので「教室選びには気をつけてください」だそうです 精神療法も心療内科や精神科、、、「医者になりたての経験の浅い医師でも看板をあげること ができるので よく調べてください。あと二種類以上の薬をだす医師も要注意です!」 ときっぱり いろんなサプリや民間療法もいいけれど 「○○やればいいんだって」 「○○の方法がきくよ!」、、、の前に子どもがそれを受け入れられる土台づくりが 勝負ともおっしゃってました。 色々と自分とハルヒの現在を振り返ることができ、いい一日でした。 ゆうさん、ありがとね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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