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2009年06月16日
カテゴリ：癒し
こんばんはー♪ 最近のバリ、すっかり寒い夜が続いております。
1ヶ月ほど前に引っ越した新しい我が家は田んぼのど真ん中、 良く風が通るんですよ。 あまりの寒さにとうとう毛布とブランケットを引っ張り出し、 ウリと、大家さんの猫キイロちゃんを、湯たんぽ代わりに抱えて寝ています。
さてさて、、今日のお題ですが
ここ最近、 何故かワタクシ、お坊さんとご縁があり 3人のお坊さんに会い続けておりました。
最初に訪れたのは 1年ほど前にお会いした事のある高野山のお坊様。 たった3日間という短い時間しか自由にならなかったのに、 「また、逢いましょうと約束したから」 と 亡くなった友人のためにお経をあげにウブドへ来てくださいました。
まさか、 燦燦と太陽が照りつける真昼のウブドで、 やしの木が揺れるのを見ながら 真言密教のお経を聞けるとは思わなかった☆
綺麗に剃りあげた頭から滝のような汗を流しつつ、 アグン山へ向かって とうとうと祈りを捧げるその姿はとても美しく 思わずお数珠を持って後ろで聞かせていただきました。
余談ですが、 真言密教では身を清めるのに丁子入りのお風呂に入るそうです。 「ですからねー、インドネシアの丁子入りタバコは一石二鳥なんですよ♪ 吸う事で清められる…っていうのは、こじ付けですけどね」 と話しつつ、 悪戯を見つかった子供のように笑っていて 遠い存在だった方がとても身近に感じられました。
3日間の間、 ウブドの仲間たちにたくさんの面白い話をしてくださり、 久々に大笑いさせてもらいました。 笑う門には福来る、 あぁ、こんなお坊さんの説法なら何時間でも聞いていたいもんです。
4日目にお会いしたのは アメリカ人のヨガの先生。
映画やテレビの中でしか見た事ないけれど 私の思う『神父さん』のイメージにピッタリ。
そう伝えるとニッコリ微笑んで 「はい、僕の前世は神父だったんですよ。 そのせいか、アメリカでは中学校から大学まで神学校におりました。 ですから、当たらずとも遠からずですね」
そして今、 彼の愛するヨガの素晴らしさを人々に伝えたくて インドネシアに住みながら 週に一度はローカルのための無料ヨガ教室を開いている。
「ヨガっていうと、ものすごい体の動きを想像するでしょう？ でもね、本当はヨガって 心・身体・魂を神（または宇宙）と和合するという意味なんですよ」
なるほど！ 本当はそういうものだったのか。 今まで食わず嫌いで試した事なかったけれど 一度やって見ようかな？と、ゲンキンな私。
そして、5日目。 久々に宝石屋さんへ石を削りに行きました。
店へ到着して見ると2人の先客あり。 このうちの一人の方は、 一度に２０粒もの石の研磨をオーダーしていた事が判明。 こんなバリ人はあまり見かけないので、理由を尋ねてみた。
「人にあげるための石。自分の分はひとつもないよ。 石と相性のいい人がいたらお守りとして渡すんだよ」
すると、 横にいたおじさんが 「この人はマンクー（お坊さん）なんだよ。 困っている人がいると自分のものをどんどんあげちゃうんだよ」 と、自慢げに話す。 このお坊さんを大好きなのが伝わってきて嬉しくなる。
そんな人だから、次から次へと石が届くんだろうな。 そして、 その石を小さな一粒へ変えて 持つ人の幸せを祈りながらそれを手渡してる、 素敵だと思った。
未熟な私は教えられる事ばかり。
3人とも生きてきた環境も肌の色も言葉も違う。 共通していた事は それぞれのやり方で誰かのために出来る事をなさっている 笑顔の綺麗な人達でした。
良い出会いに感謝。
あっ、 少しはましな人間になれるように 爪の垢を貰っておけばよかったー☆
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最終更新日
2009年06月17日 00時12分59秒
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