フォーク・ソング14・・・ピ-ター・ポール&マリー(通称PP&M)!!
ピーター・ポール&マリー(Peter, Paul & Mary )・・・1960年代のアメリカのフォークグループの一つで、ピーター・ヤーロウ(Peter Yarrow、1938年生まれ)、ノエル・ポール・ストゥーキー(Noel Paul Stookey、1937年生まれ )、マリー・トラヴァース(Mary Travers、1936年生―2009年9月16日他界)のトリオ~~~ベトナム反戦のメッセージを全世界に送り出しました(通称PP&M)!! ニューヨークでチームを組み、ミルト・オクン(マネージャー)に見出され、1962年にワーナー・レコードから「ジス・トレイン」と「レモン・トゥリー」でて登場し1960年代のモダン・フォーク・ブームの第一人者となりました・・・コスモポリタン・フォークと名乗っているように、そのスタイルは古いメロディでもプロテスト・ソングでも完全に自分たち独自のフォーク・サウンドにしてしまいました~~~音楽的にも演出的にも計算つくされた完全性が絶対の強みで、典型的なインテリ好みのソフィスティケイトされたフォーク・ソングを作りあげました!! フォーク・ソングを聴くには人気の店であったニューヨークのグリニッジヴィレッジのコーヒー店「ビターエンド」に出演さグループは、1962年にファーストアルバム「ピーター・ポール&マリー 」をリリース・・・「500マイル」、「レモンツリー」、「花はどこへ行った」、そしてピート・シーガーのヒット曲「天使のハンマー(ハンマーソング)」が含まれていました~~~アルバムは、ビルボード誌のトップ10に10ヶ月、トップ100に3年以上にわたり留まりました!! 1963年には、3枚のアルバムを録音し新曲「パフ」をリリース(ヤーロウと彼の友人レオナルド・リプトンがもともと1959年に作詞作曲したもの)・・・1963年のワシントン大行進では「天使のハンマー」が歌われ、マーティン・ルーサー・キングの有名な演説「私には夢がある」(I Have a Dream)を語ったのは、この行進の際でした~~~彼等の最大のヒットは、ボブ・ディラン の「風に吹かれて」で、世界中での大ヒットとなりました(ワーナー・ブラザース・レコードに移籍しての最初のシングルカット曲)、その後長くグループは、アメリカ合衆国の公民権運動やその他の社会的正義を主導する運動の第一線に立ち続け、後年のヒット曲「悲しみのジェット・プレイン」は、当時全くの無名だったジョン・デンバーによって書かれました!! グループは、ソロ活動のために1970年解散しましたが、1978年に彼らは原発反対運動の支援コンサートのために再結成し、一緒にアルバムを製作し、以来一緒にコンサートツアーを行ってきました(年間40回のコンサートを毎年行っていたそうです)・・・1999年にはヴォーカル・グループ殿堂入り~~~2005年、マリー・トラヴァースが白血病と診断され、その年のコンサートツアーはキャンセルされました(2009年9月16日、マリー・トラヴァースが白血病のためコネティカット州ダンベリーの病院で死去。72歳でした)!! ★2007年2月、ノエル・ポール・ストゥーキーが、ソロ活動として北朝鮮による日本人拉致問題の解決(横田めぐみ救出と北朝鮮の譲歩)を願う「Song for Megumi」を発表・・・5月にも来日し「拉致被害者支援コンサート」に参加しました!!