テーマ:暮らしを楽しむ(387654)
カテゴリ:行きました^^*☆
終電で着いた夫を駅前ロータリーで拾ったのは、既に零時半。 自宅では予約していたお風呂がとうに入っており、 種火がついたまま、温度もコントロールされている。 早く帰って、電源を切りたい。 お互い疲れているし、やっぱり今夜は良い子で帰ろう。 と思う私。 滅多にないことなのに。 せめて、3曲だけでも歌って帰ろう。 と言う夫。 30分位ならいっか、と、 最後まで我ながら信じられん! と思いながらも、夫に負け、 そのまま駅前のカラオケBOXの駐車場に車を入れる。 水曜日の夜中というのに、駐車箇所を探すほどの盛況で。 午後8時を過ぎれば、殆どの家々が消灯する義母宅周辺の光景が ふっと頭をよぎり、不思議な感覚に包まれる。 初めて入るカラオケBOX。 きゃぃきゃぃ、ぱたぱたと走り回る幼児くんたちの姿に愕然としながら、 想像以上に広いホールに在るフロントで、まず会員登録から。 手続を夫に任せて、きょろきょろしていると、料金システムが目に入る。 お酒の持ち込みこそ、今夏から禁じられたようであるが、 月曜~木曜夜は、1000円で朝までフリータイム。 午前1時~5時までは、各種焼酎とソフトドリンクが別途1000円で飲み放題。 めっちゃ安くないですか? 最近は何処も、こんな風なのですか? これぢゃ従来のカラオケスタンドが潰れるハズだわ、 中高生の「 打ち上げ 」の溜まり場にもなるハズだわ、 ひたすら驚いてたら、夫が、にぱぁ と ピースしながら振り向く。 「 朝まで~~ 飲み放題ぃぃ 」 (o_ _)oポテッ 3曲って言ってたやん。 @@ んでも、、、、、確かに。 朝まで歌っても1000円なのに、3曲で帰る手はないよね ^o^;。 でも、ホントに朝まで、ですか? マジですか? 君は疲れてないの? 信じられーんヽ(`Д´)ノ 案内されたお部屋は、 L字型に大きなソファの置かれた20畳程度の広い部屋で、ゆったり。 互いに本当に久しぶりで、特に私はアルコールが入らないと歌えないタイプ。 素面ぢゃダメかも、などと、 いまさらな、ちょっと気恥ずかしい空気が流れたが、 烏龍ハイとアイスティで乾杯し、分厚い歌本をめくると、 こんな曲まで!と驚くほどの拓郎、陽水のラインナップで、たちまち盛り上がる。 でもでも、折角2人きりなのだから、 この際、初めての曲にたくさん挑戦して、 20数年前のレパートリーから脱却しよう! と無謀なる挑戦をすることに。 ところが、少年たちの御蔭で、そこそこ新しい曲を識っている私と違い、 この20数年、夫には全くインプットされていなかったことが判明する。 安全地帯や村下孝蔵あたりを得意としている夫が 唯一なんとかなりそうなのが コブクロ。 だが、夫が「 十八番 」とするには、まだまだ練習が必要で、 次々新しい曲を歌ってみては、会心のデキだったりする私にやさぐれながら、 新曲開拓を諦め、拓郎、陽水を総ナメにしていく。 私も付き合い、懐かしい拓郎、陽水、中島みゆき、ユーミンと歌いつつも、 一青窈、絢香、いきものがかり、、、 しっかり、新しく「 レパートリー 」だと言えそうな曲を何曲も掘り出し、 大満足しているところに。 「 お楽しみ中のところ、大変申し訳ありません 」 ノックと共に、フロントの青年が蒼い顔をして来られ、駐車場に案内される。 酔った若者たちが駐車場で暴れ、駐車中の車が何台かボコボコになった由。 車のご確認をお願い致します、と、大恐縮される様子に 私たちも思わず蒼くなる。 だが、我が家の車のボコボコは、 元から 。 (o_ _)oポテッ ヘコんでる箇所が増えている様子はなかったため、 かえってご心配をお掛けしました、と こちらが恐縮する。 思いがけない 水入り を契機に、良い子で帰ればイイのに、 お部屋に戻って、懲りずに再び歌い出す私たち。 をぃ ^o^;☆ ついに 「 飲み放題のラストオーダーとなります 」と連絡が入り、 ということは、午前5時になるんだね、 結局、一晩中歌ったんだね、と、改めてびっくりする(滝汗)。 しっかりラストオーダーをして、 2人とも、締め、とばかりに往年の「 十八番 」をばんばん入れて。 今度は互いに満足し、 「 楽しかったね、また来ようね 」と言いながらフロントに行くと、 外は明るくなり始めており、パトカー2台、警官が7~8名、 警棒を構えてシフトしている様子が目に飛び込んで来て、一瞬固まる。 我が家の愛車は元々ボコボコだったから助かっただけのようで、 他の方々の車は、かなりの被害にあったらしい。 このカラオケBOXは、交番の真向かいにあり、 免許更新の可能な規模の警察署もすぐ近くにあるからか、 大人数の警官が並んでいる光景は なかなかの威圧感。 会計を済ませながら、 警棒を手にした方々にじろじろと観られ、なんだかヘコむ。 私自身が、深夜にここで幼児たちの姿を目にしたときに 感じた もやもやを思い起こす。 楽しかったけれど、高揚してた想いがいっぺんに萎む。 付けっ放しのお風呂に胸が痛む。 まだ午前6時にはなってはいなかったが、 車のライトが不要、という「 朝帰り 」は、 なんだかやっぱり、所謂「 世間さまに申し訳ない 」といったような、 「 堅気 」の生活とは違うよね、みたいな、後ろめたい想い ――。 何も悪いことはしていない。 たかが20数年ぶりの夫との朝帰り。 けれど、そういった気持ちは、 きっとなくしてはいけないものなんだろう、と思う。 夫も同様な想いをしたらしく、 帰路で、ふたり しみじみと。 何事にも、「 ほどほど 」 っちゅう言の葉があるよね(滝汗)。 今度はいつ来られるか判らないけれど、「 朝帰りはヤめよう 」 ^o^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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