テーマ:いい言葉(574)
カテゴリ:観ました^^*☆
それぞれのリビングウィル に 泣いた のに、 最終回、まさかの録画撮り失敗。 (o_ _)oポテッ 気を取り直して、こんなときのために? 織田裕二だから、と 撮り溜めていた『 太陽と海の教室 』を一気に観る。 初回~3回分までは、たまらなく後悔し、特に初回は辛かったけど、 濱田 岳くん、大好きだし、段々と引き込まれていった。 特に今週の EPISODE-8 の高まりゆく悲劇への構成はたまらない(;;)。 東大卒の超エリートだった青年が、戦火飛び交う異国の地で教師となり、 衝撃的な事件を経て、日本の高校教師になろうと思う。 そして、超受験校へ校長の要請により赴任したのだったが。 自死願望の強い女子生徒が、まさにビルから飛び降りようとしたとき、 死んでも星になんかなれやしない。 美しい死に方なんて、何処にもない、と諭すが、 救いきることができず、理事長の強権発動にも屈し、 女子生徒の家族の住む静岡の地に手放してしまう。 彼女にこころを込めて書いた手紙が切り刻まれて返送され、 不吉な予感とともに、静岡への電車に乗る織田裕二。 車内の 焦燥感に溢れ、深刻な表情の織田裕二と 彼女の手を離し、今を有意義に生きようと 明るく笑いさざめくクラスメイトたちの姿を映しながら、 BGMは、S&G 『 The Sound of Silence 』――。 そこにかぶさる、切り刻まれて返送されてきた文面を朗読する織田裕二の声。 次原雪乃さま 拝啓 静岡の海はどうですか。 湘南の海は 今日も変わらず穏やかで 夜になると 学校の教室にいても 心地よい波の音が届きます。 海のすぐ傍にあるこの学校を 僕は随分と気に入ってしまいました。 できることなら、あの太陽と海のもとに教室を移し、 君たちと話したかった。 今日まで 僕が見てきたもの。 僕が行った場所。 僕が出逢ったひと。 この世界はありとあらゆることがある。 だけど、僕たちはその一部しか見ることができない。 だから僕たちは できる限り旅をし、 ひとと出逢うべきなんだと思う。 生きていれば嫌なこともあるだろう。 嫌なひとに出逢うこともあるだろう。 それでも君は 生き続けなければいけない。 君は17歳だ。 君が過ごしてきた時間は、 君がこれから生きる時間のほんの一部なのだから。 君が生きてきた場所は、 君がこれから行く世界のほんの一部なのだから。 君はまだ ひとを嫌いになるほど ひとに出逢ってない。 君はまだ 世界を嫌いになるほど、何処にも行ってない。 君はまだ 生きることに絶望するほど、生きてはいない。 君が識ってるその小さな世界から出れば、 まだまだ希望はある。 君が信じた数だけ 希望はある。 どうか 信じて欲しい。 この世界は 君が思うよりずっとずっと眩しく、 ずっと美しく あの太陽と海のように 君を迎え入れてくれる。 ここまで語られたとき、風雲急を告げる一報が入る――(;;)。 人生の折り返し地点をとうに過ぎ。 この言の葉は しみいるように私の胸に入る。 その通り! と 強く頷き、 そして、我が道程はどうであったかと振り返る。 若者に向けて発する言の葉は、 全て自分に跳ね返る。 未だ青い己れ自身はどうなのだ、と。 そして、この世はそんなに美しいか、と。 それをおそれず、声をあげ、 その声のなかみに責任を持つ。 責任を持つ生き方をする。 そして、美しい太陽と美しい海を守る。 それが、きっと おとな の務めなのだ、と、 そう、思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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