テーマ:花と自然を楽しもう(15535)
カテゴリ:観ました^^*☆
今年も鎮守の森の椎の木の花盛りとなった。 いつも決まった木々が、遠目にも新芽にしては白く見え、 陰影とのコントラストがよりはっきりし、 妙に立体的で迫力が増して見える不思議な時期。 その昔、無意識にあれは何だろう、何の木だろうと 呟いたのを聞きとがめた、今は亡き義父が 「 あれは椎さんぢゃ 」 ぼそっと教えてくれたのであった。 この地の方々の方言には、のけぞるものも多いが、 敬称をつけることも多く、椎にも「 さん 」をつけて呼ぶのが可愛い。 大阪の方々が、飴を「 飴ちゃん 」と呼ばれるのに似た感覚か。 、、、あれは椎の花であったのか――。 子どもだった折、 美術館で目にした春の風景画の木々がフラッシュバックする。 してみると、あれらの木々も、椎の仲間たちの花をつけていたのであろうか。 少年たちが幼い頃、毎年 暮から年越しのためにこの地に帰省する折、 いつも鎮守の森を散歩しては、椎の実を拾って遊び、 ほうろくで炒って食べ、その小ささには閉口しつつ、 その香ばしさと美味しさに 皆で感動したものであった。 近年は これだけお花が咲いても、椎の実は殆ど見つからない。 近隣の方々に先を越されるのか、動物たちが争って食べるのか。 今年も、動物たちが餓えねば良いなぁ、、と思う、春。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.16 13:30:59
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