テーマ:幸せの法則について(434)
カテゴリ:食べました & 飲みました^^*☆
過日、定年にて引退なさった お取引さまの御方 より、 丁重なる礼状と、目の玉が飛び出るやうな高級料亭でのお食事券が 夫との連名宛に届いて、大慌てに慌てて1ヶ月。 そもそも、お餞別、といった種類のものには、 お返しはしない、というものではなかったのだろうか。 これではかえってお気遣いいただくことを強要したやうで、 ほんとに申し訳ないことである。 これに対して、またアクションを起こせば、 御礼の御礼の御礼になって、無限に続いてしまうではないか。 いったいどうしたらよいだらう、と 夫とない知恵を絞り、 結局、今後は家族ぐるみでお付き合いいただこう、と、 奥さまもご招待して、「 肩肘張らずに済むランチ 」をご一緒することに。 場所は、最初から決めていたところが木曜定休でまた慌て。 悩みに悩んだ揚句、チャイニーズでもOK、ということであったので、 リーガロイヤルに16年おられたシェフが独立された 『 天山 』 に決める。 この 『 天山 』 は 未体験だが、 シェフのリーガ時代に 3度こちらで会食し、 3度とも感動のお味であったからである。 また、当時は隠しメニューであった『 ねぎそば 』が、 ( 長嶋監督のプロデュース??らしい ) 『 天山 』では、フツーに 「 名物 」として メニューに組み込まれていることも嬉しく、 リーガ時代より遥かにリーズナブルであることも有難かった。 肩肘張らずに済むランチ、とはいへ、 いただいた高級料亭のお食事券の金額が金額なので、 私たちとしては精一杯の背伸びをした、「 セレブコース 」で予約を取る。 指折り数えて待っていた楽しいひとときはあっという間。 勤めていらっしゃるため、わざわざ休暇を取ってご参加下さった奥さまとは 勿論初対面であったが、化粧気のない素朴で可愛らしい御方で、 おふたりが並んでおられると、温かな優しさがふんわりと漂って、 余りにお似合いの一対でいらっしゃるご様子に、なんだかほっとする――。 年長者でいらっしゃるのにもかかわらず、お二方とも私たちをお立て下さり、 調子に乗った 夫が 喋りまくり(-_-)、 お二方は相槌を打たれるのに忙しく、 じっくりお料理を味わうこともおできになられなかったのでは。 『 天山 』では。 平日のお昼、ということでサラリーマンの方々でごった返し、 行列はできてるわ、断られる方々はいらっしゃるわ、凄い活気である。 予約していたため、私たちはすっと入ることができたものの、 「 セレブコース 」という期待に反し、 案内された場所はその喧騒喧しい1Fで、円卓ではない普通のテーブル席。 薄い間仕切りで4名用にセッティングされた、 「 個室 」っぽぃコーナーではあるが、何分にも狭く、 周りの喧騒は筒抜けで、落ち着かない。 ただ、円卓でない分、4人の距離は近く、 メイン料理などの大皿ものをシェアする親しさが生まれる。 『 セレブコース お品書き 』 ジャスミンティ( おかわり自由 ) 1 特製前菜 盛り合わせ 2 ふかひれスープ 3 牛サーロインの炒め ( 大皿 ) 4 北京ダック 5 飲茶三種盛り 6 大海老・チリソース ( 大皿 ) 7 ホタテ貝柱の甘酢あんかけ ( 大皿 ) 8 名物ねぎそば 9 杏仁豆腐 海燕の巣入り 10 胡麻団子 11 アイスクリーム ( シェフからのプレゼント ) 5番の飲茶は 残念ながら「 フツー 」の感あれど、他はどれも美味しかった。 何年かぶりの『 ねぎそば 』も、お味が変わっていない。 比べるのも忌々しいが、 神戸の某 中華 風 ランチ とは雲泥の差。 でも、余りの騒がしさに、せっかくの「 コース料理 」が、 日常の雰囲気で随分損している感がある。 ランチタイムは14:30までなので、追い立てられ感も否めない。 今度来るときは、是非、落ち着いた雰囲気のなかでのディナーで。 ぃゃ、我が家だけなら、喧騒のなかでの、 「 ねぎそばに、単品を何か 」 だけで充分かな^o^;。 駐車場までご一緒しながら、 互いの健勝を祈り、再会を約し、お別れする。 お昼時の活気溢れる喧騒のなかで、 おそらくそれに負けなかった夫と私の賑やかしに、 雛罌粟のやうな奥さまが ほんわか、しっとり 場を持たせて下さっていたやうな心地がしつつ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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