テーマ:幸せの法則について(434)
カテゴリ:ささやかな倖せ
実家の母の実家で、蔵を大整理した由にて、 100歳で逝去した母の父の和服が大量に出て来たと言う。 長らく 大昔の箪笥や行李に入れっ放しであったために、 汚れたりほつれたりはしていないが、虫喰い箇所がところどころ。 嫁である母の嫂は、舅であったひとの和服を全て処分することに遠慮があり、 難色を示したが、跡を継いだ 私の従姉である娘は、 すっかりきっぱり処分することを希望していた。 そこで母の登場となるのだが、何十枚もあるなかで、解いて再利用できたり、 端切れ扱いにして母の趣味に使用できそうなものは母が貰い、 残り15枚程度、ゴミとして出すのはあんまりだから、 うちのミュージカル衣装に利用できないか、と連絡が入る。 それなら、充分 皆の練習着になるし、 本番の衣装をつくる際に どんなに加工して貰っても構わないし、 スタッフの方々に、喜んで貰えるのではないかなぁ、と取りに行く。 待ってました、と、ど~んと出された和服に、思わず、 「 ほんとにいいん? 覚えてるものや想い出もあるんぢゃない? だいぢゃぶ?? 」 「 大丈夫! これは惜しいな、と思ったものは、悪いけど先にいただいたから。 寧ろ、りうさんたちに使って貰える方が嬉しいよ? 」 いろ~んなのが 15枚。 思わず のけぞるやうな 大胆な縞や、 一見、無地でも地紋が入ってたり、織に工夫がしてあったり。 お洒落だったんだね、おじいちゃん^^*☆ 血が繋がってなかったのに。 幼稚園にあがるまでは、いつも一緒。 大勢の孫たちのなかで、1番可愛がって貰ったよね。 毎日毎日 歌って歌って、 私の喉は おじいちゃんが鍛えてくれた。 この自慢の喉で、幾度も幾度も助けられて 来た。 ミュージカル(滝汗)に出ることになったのも、 おじいちゃんのお蔭なのかも知れないよね。 そのミュージカルで――― 大事に、みんなで 使わせてもらうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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