テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:ニュース
祈。 人間の前には ふたつの道がある。 ひとつは 「 核兵器のない世界 」への道であり、 もうひとつは、64年前の広島と長崎の 破壊をくりかえす滅亡の道。 '09/08/09 ナガサキ平和宣言 11時2分。 雨にけむるヒロシマより、こころから哀悼の誠を捧げ、 世界の民草に向け、 「 それぞれの場所で、それぞれの暮らしの中で、 プラハ演説への支持を表明する取り組みを始め、 核兵器のない世界への道を共に歩もう 」 と 呼びかける長崎市長の ナガサキ平和宣言を聞きながら。 「 核兵器を使用した唯一の核保有国として行動する道義的な責任がある 」 だから 核兵器を使用しない、という、具体的な指針を明言し、 実行していこうとする動きを見せた、オバマ氏のプラハ演説が、 どれほど 核廃絶を願う私たちに、私に与えた大きな希望に想いをはせる。 だから、核兵器を使用されたニッポンは プラハ演説を支持し、 唯一の被爆國として、国際社会をリードしていく役割を果たすために、 努力を重ねなくては、と こころから思う。 平和宣言のなかで、長崎市長は、原稿から目を上げて 核保有国の政治首長者の名をあげ、そして世界の指導者に呼びかける。 被爆地、ナガサキに来て欲しい、と。 今も多くの遺骨が埋もれている被爆の跡地に立ち、 強力な放射線と、数千度もの熱線と、猛烈な爆風で破壊され、 凄まじい炎に焼き尽くされた廃墟の静寂を感じて欲しい、と。 74000人の死者の沈黙の叫び。 75000人もの負傷者の呻き。 犠牲者の無念の想いを 感じて欲しい と。 かろうじて生き残ったヒバクシャが、高齢と放射線の後障碍を抱えつつ、 自らの経験を語り伝えようとする彼らの声を聴き、 被爆の経験は共有できなくても、核兵器廃絶を目指す意識は共有できると 活動する若い世代の熱意も 感じて欲しい、と。 ―― 祈りのなかで、歩は前に。 着実に 前に進んでいることを実感する。 選挙が近付く。 この國の来し方 行く末を しっかり見つめ、見届けるために。 まずは この社会に生きていくものとしての 権利であり、 義務であり、責任 を 果たそう。 ● 『 夕凪の街 桜の国 』 ● 『 ヒロシマ前夜に想うこと 』 ● 『 夕凪の街 桜の国 ふたたび 』 ● 『 ナガサキの日に 』 ( 『 生ましめんかな 』 ) ● 「 みたび『 夕凪の街 桜の国 』」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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