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国連気候変動サミットにて、 鳩山氏が 温暖化ガス削減中期目標として「 25% 」をぶち上げ、 その心意気やよし! だけれど、現実的には到底不可能ぢゃん?? この不況下において。 今、民草に それを実行するだけの余力、覚悟が どれだけあることか。 「 公約 」しちゃって、どーするんだどーするんだどーするんだ! 滝汗状態で頭を抱え込みたい気分だったが、 今朝の朝日の『 天声人語 』に 我ながらヤバい、と思うほど 共鳴・禿同してしまったので、覚書。 天声人語 日本語にしにくい英単語がある。 「 イニシアチブ 」は率先、主唱、主導権などと訳すが、 どうもしっくりこない。 そういう振る舞いは私たちの柄でないのかもしれない。 とかく「 出るクイ 」を疎む国民性である。 ゆえに新鮮、かつ胸のすく姿だった。 国連の気候変動サミットで、温暖化ガス削減の新目標を打ち上げた鳩山首相だ。 前政権の3倍超という野心的な数字は、喝采の中で国際公約になった。 大排出国の米国、中国は牽制し合い、大した約束をしていない。 新首相のスタンドプレーで国民や企業が不公平に泣くことはないか。 そんな懸念もあろう。 外交舞台では人気者より、ずる賢い嫌われ者が国益を守ることがままあるからだ。 だが、人類の存亡にかかわる危機は切迫している。 主要国のどこかが「 地球益 」を抱えて駆け出さなければ何も動くまい。 そして日本が走るなら、政権交代に世界の目が集まる今である。 途上国支援を鳩山イニシアチブと自称したのも、日本の型を破る自己主張だった。 もちろん、欧州勢は絶賛だ。 海千山千たちにハシゴを外されないよう用心しながら、 これからも得意の「 非軍事 」で汗をかくのが日本の正道だろう。 そうして蓄えた国際社会の尊敬と信用は、いずれ国を救う。 目先の、ちまちまとした損得よりよほど意味がある。 この国が、慣れぬ手で握りかけた主導権だ。 かくなる上は米中や途上国を動かし、国内の説得に努めるしかない。 「 格好よさ 」に見合う責任が鳩山政権にのしかかる。 追従しない外交とは、本来そういうものである。 '09.9.24 朝日新聞大阪支社版『 天声人語 』全文 改行、網掛け りうりう 主要国の何処かが「 地球益 」を抱えて駆け出さなければ何も動かない。 巨大国、米中が動かないなら、 「 経済大国 」ニッポンが頑張っちゃう? そう、「 軍事 」では動けないもん。 動かないもん。 非核三原則を貫いて外交で渡り合うためには、 民草ひとりひとりにも その覚悟と責任が必要なのだと改めて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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