テーマ:幸せの法則について(434)
カテゴリ:ありがとう(//▽//)☆
3ヶ月ぶりに出社可能となった朝、 とても心配を掛けた実家の母に挨拶して行こうと立ち寄る。 車庫に乗り入れ、キーを抜こうとしていると、玄関から 母が転げ出て来る。 まだ車から降り切ってもいないのに、母は私の胸にぶつかって来て、 「 りうさん、りうさん… 」 私を抱きしめ、私の髪を撫でながら泣く。 何度も この地へ見舞いに来ると。 泊り込みで 私の身の回りの世話をしたいと。 そう何度もメールを貰い、 2度程 夫にも連絡を取って申し出てくれたのだったが。 寝たきりで身動きもままならない姿を見せたくなかった。 切ない想いをさせたくなかった。 良い皮膚科の評判を聞いては、仕事を休み、 幼い私を抱えて 西に東に駆けずり回ってくれたことを これ以上、後悔させたくなかった。 「 りうさんが大変なのに、何もしてあげられない! 」 1度、そう電話で泣いた母は、 独断で 私の信頼する Dr.マリオのクリニック へ駆け込み、 漢方薬をいただいて 郵送したりしてくれていたのだったが。 こんなに心配を掛けていた。 こんなに想っていてくれていた。 手をつないで 仏間に行き、 一緒に父に挨拶をし。 泣き笑いで見送ってくれる母に こころを残しながら 職場に向かう。 ―― 元気で いなくては。 これ以上 母を泣かせないために。 子は、絶対。 絶対、親より先に逝ってはならないのだと。 そのために あらゆる努力をしなくてはならないのだと。 そう こころから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ありがとう(//▽//)☆] カテゴリの最新記事
|
|