テーマ:思う事は何ですか?(594)
カテゴリ:地域のこと。
ご心配いただき、たくさんのお見舞いを有難うございました。 ほんの僅かの高低差で、我が家は難を逃れましたが、川下のお宅は大変。 我が家は、現役だった水田を造成する折に、田の土を何10トンも掘り出し、 そこに また何10トンものガラを敷き詰めたことで、 水はけの良い宅地になっていたことも 幸いしました。 ( 樹木を植えられない庭なので、哀しかったのに ) また、隣接した農道の国道化計画で、班内で、ただ1軒、 我が家だけが、立ち退きに掛かったときは、 なんて不運なんだろう、と嘆いたものでしたが、 山から適度に離れ、川から適度に離れ、 農道に隣接し、側溝が宅地のすぐ横を流れていることで、 今回、とても助かったのでした。 班内では、水没した農道周りのお宅は勿論、 我が家より川上のお宅でも、裏山からの出水に避難が必要だったり、 自宅から車を出せなくなって 身動きがつかなくなっておられたり、 何より、同じ町内からは 犠牲となられた御方も。。。 夕刻には、休耕田の水が引き、 水没してたゴーヤにお花が。 帰宅に4時間掛け、なおかつ隣街まで迎えに行った夫は 本日定休日。 水没し、消防車が来た箇所の復旧に出て貰い、 出ずっぱりで 土砂除去作業。 市や県にお願いして復旧して貰うには、 書類嘆願が必要であり、その後、職員さんによる視察等々を経ての 復旧作業となるため、待ってられないと、班内作業になったのである。 班内のお宅に造園業をしておられる御方がいらっしゃり、 その御方が 小型のショベルカーを出して下さり、作業を進め。 疲れ果てている夫には申し訳ないけれど、 定休日で在宅してくれてて、本当に良かったと感謝する。 後方支援をしつつ、「 復旧 」とは、こういうことなのだ、と痛感。 これまで災害の度に 「 復旧 」という言の葉を耳にし、 「 早く復旧すればいいのに 」 みたく、何処かひとごとであったと。 「 復旧作業 」とは、そのどれもが、 こうして、人の手で ひとつひとつ、片付けられ、補修されているのだと。 人手には限りがあり、 県内規模で ライフラインが ずたずたになっている今、 何処から何処までが 「 公共事業 」 であり、 何処だったら、何だったら、誰がどう復旧していくのか、 人手やらお金に限りがある以上、 「 優先順位 」 が 存在するであろうし、 それはまた、誰がどんな基準に基づいて判断し、どう動いていくのか。 地震等、大災害時に「 思うほど復旧が進まない 」というのは、 或る意味、当たり前のことだったのだなぁ、と しみじみ思う。 どの水田も土砂で埋まり、皆さんががっくりしておられ、 山田の方では、もっと被害が酷く、田んぼそのものが崩れたり、 大きな岩石で大半が埋まってしまっていたりしているが、 車両は通行止めで、なす術もなく。 自然の猛威には、太刀打ちできない。 けれど、大雨による地滑りの多さには、 この狭い國土の開発し過ぎ、樹木の伐採し過ぎ、という 人災も 多大に加味されているのではないかと 思ったりする――。 カボチャも見た目は元気そう。 水没してたのが嘘のやうに、次々とお花が咲き始め、 いのちって 凄い、と思う。 義母の班は、この土日に 畦道と川沿いの片付けを 皆が総出でする由にて、 リーダーは 今年当番である、90歳の長老さん。 義母にも要請が来たが、膝の悪い義母にはとても無理だし、 これまでは代理で出てきた私にも、今の状態ではどうしようもないので、 お金で勘弁して貰うことに。 16日現在、この地では 太陽が顔を出しました。 蛍の川水も 随分 減って来ています。 これ以上の被害がなければよいのですが。 豪雨区域が東上しています。 どうぞ どうぞ 皆さまも お気をつけ下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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