テーマ:がんばりどき(368)
カテゴリ:地域のこと。
この地では、水が引き始めている16日夜、広島市や庄原市の凶報と共に、 次々と、あちらこちらから 近隣の情報が入る。 義母宅の山田( 現在、休耕田 )にも多量の土砂が流れ込んだらしいが、 田植え済みである 現役バリバリの本家の山田が全滅。 本家は 田を何丁もお持ちであるし、 休耕田にも、多種多彩の野菜、果物を栽培しておられたので、 大打撃でいらっしゃるここと思う。 世が世なら、分家ものの義母や私に召集が掛かり、缶詰状態で ひたすら、復旧作業をお手伝いせねばならなかったことだろうけれど、 代替わりして、そこまでのご縁はなくなっているため、 できることを できる形で、させていただこうと思う。 遠戚にあたるという、隣町の建具屋さんちは、川沿いであったために、 家屋に水が入って、冷蔵庫やら洗濯機、箪笥などが川に流れ、 倉庫は 倉庫と据付の大型機械のみが残り、 資材や小さな機械、道具などが川に呑まれた由。 保険がどのような補償をしてくれるものか不明だが、 残された機械も泥水を被り、もう使えないそうで。 家業のこれから、は、暗雲に閉ざされ、そこに想いをはせる余裕もなく、 ただ流された箪笥には、おかあさまの形見の和服等、 ゆうに一財産分あられた由にて、 それがとても無念ではなかろうか、と 義母がこころ寄せる。 とりあえず、着る服もない、とのことで、 当座の衣類を持っていく、という義従姉に、 皆で、家々の衣類を託す。 たまたま 難を逃れた私たちに できること。 「 ひとごと 」 ではなかった こと を 識り たまたま被災しなくて済んだ私たちが その分 感謝し、 その分 率先して 『 復旧 』 に あたらねば、と思う。 「 余力 」 の あるもの同士で 手を取り合って進むことで、 できない ことも できる ことに 変えて行ける。 できない ことも、 工夫することで 形を変え、 乗り越えられることだって きっとあるハズで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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