テーマ:思う事は何ですか?(594)
カテゴリ:地域のこと。
この度の大豪雨で、義母宅も我が家も、たまたま それぞれの休耕田の水没程度で、直接の被害を受けずに済んだ。 だが、義母宅の前の細い坂道を30mも登ると、農業用水用のため池があり、 次回、豪雨となった際には、 ここが決壊するのでは、という恐怖に 義母が囚われてしまった。 心配し始めれば、そこここに不安の種はあり、 キリがないように思ってしまうが、 でも こうした不安は、 或る意味、日常を見直す上で大切なことでもあろうと思い直す。 確かに 古くからある ため池で、 子どもたちの水難事故に対しては 警戒され、対策が講じられているものの、 大水による決壊についての対策は 何もされていない。 今回を機に、地域の方々で、何らかの話し合いを持たれれば、と思う。 内閣府に 『 災害被害を軽減する国民運動のページ 』 というものがあった。 「 国民運動 」( 奨励 ) という 形で、中央から地域に 災害被害を丸投げされてもなぁあ、、と 感じる反面、 地域で起こる可能性のある災害は 当該地域が1番識っており、 日頃から 危機管理がなされていてこそ、とも思う。 これまでの不幸な災害被害に 個々人はもとより、 地域が 大きく学んで行かなければ、 同様な災害で、同様な悲劇を繰り返してしまうことになる――。 このサイトに、『 1日前プロジェクト 』 というページがあり、 さまざまな災害の被災者に 「 1日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか 」 と問いかけた答えを、災害別、地域別、場面別に読むことができる。 思わず、『 風水害 』 のページを読み、 全く同じことを繰り返していることに、 私たちひとりひとりの 【 自助 】。 地域力が問われる 【 共助 】。 そして、國や自治体からの 【 公助 】。 この3つが有機的に連携しあって、 1つ1つ、打開して行かねばならないのだと 強く思わされる。 先人の悲劇に、私たちは何かを学ばねばならないのだと。 「 やっぱり あそこは危なかったのだ 」 と 後から 悔やんでもどうしようもない。 うちの町では、各世帯に B全・カラー版の大きな 『 町内安心安全マップ 』 を 配布したばかり。 そこには、町内の避難所、踏切、交通事故が多い場所、 猪や蝮に要注意な場所が記入されているけれど、 雨期に予測される川の氾濫箇所や、 落石、地滑りしそうな危険場所などは記入されていない。 交通事故や猪、蝮地図なら、各小学校区でも 毎年 夏休み前に全戸配布されており、 町規模で、わざわざB全・カラー版にした意味はないのでは と、 少々勿体無さ過ぎであるように思ったばかりだった。 義母のやうに、不安のタネを見つけてまで慄くのは 困りものだけれど、 普段から 或る程度の危機感、注意力を持ち、声をあげ、 【 自助 】、【 共助 】 を主体に皆で動き、 どうにもならない部分には 【 公助 】 を仰ぐ。 そんな姿勢が必要なのだな、と思う。 いざ、という、有事に機能できる 自治会、でなければ意味がない、 すっと 皆が手を取り合える、そのために。 普段から お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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