カテゴリ:地域のこと。
ポストに 県から、7月23日付けで B4の表裏に 急遽PCからそのまま印刷されたかのようなレイアウトにて 『 平成22年7月12日からの大雨により被害を受けられたみなさんへ 』 という文書が入っていた。 片面が 【 事業者のみなさんへ 】 とあり、 ● 農業関係 ● 林業関係 ● 漁業関係 ● 商工関係 4つに分けられ、それぞれ、 被害救済・回復のための、融資、補償、 施設等の復旧のための、助成、融資、 補償の窓口と電話番号。 裏面は 【 住民のみなさんへ 】 とあり、 ● ボランティアの支援を受けたい場合の連絡先 ● 住宅関係 復旧のための融資、住居の確保のための公営住宅入居手続、 危険住宅からの移転のための一部補助、融資。 ● 生活一般 ごみの処分について 各種税金の減免、猶予について 償還条件の緩和について 納付金の減額、免除について 各種保険料、施設入所、利用料、授業料、等。 見舞金の至急について 生活融資について 災害援護資金、緊急生活安定資金貸付、恩給・共済年金担保融資、 高等学校等奨学金等。 その他の生活救済 義務教育児童・生徒の就学援助、教科書の無償給与、生活保護給付、 乳幼児医療、児童扶養手当等。 ● 心のケア相談 保健所、総合精神保健福祉センター等の窓口、連絡先 ● その他の相談 県生活センター、地域県民相談室の連絡先 豪雨により、県があちらこちらで大打撃を受けてから、 この文書が出るまで 正味1週間。 それでも、「 お役所 」が 懸命に動いている、動こうとしている。。。と、 感じられ、通り一遍の冷たいビジネス文書に見えないのは何故だろう。 紙が藁半紙でもなく、広報紙のような光沢ある上質紙でもなく、 コピー用紙に、PCから出力されたような感じで、 かつ、少し目立たせたいところに、少しだけカラーの網掛けがしてあるからか。 実際は、届出に必要な書類やら状況写真やら、 世帯主の収入証明やら、あれこれ、必要であり、 支援や助成いただける金額なんて、しれたもの、なのだろうけれど。 それでも、ボランティア要請窓口や、 各種の細々としたあれこれについて迷ったら、 すぐに電話できる、と思わせてくれる、この文書は心強い。 ここに書かれた電話番号の向こうに、 「 支えよう 」としてくれてるひとたちや組織が待機してくれてる。 そんなような気持ちにさせられる。 なので、文書の下側に印刷された、 いつもの色の「 ヒ 」をデザインした県のマークが なにかしら頼もしく見えてくる。 で、これが配られたうちの町は、 なくなられた御方がいらっしゃるほどの 「 被災地 」なのであり、 たまたま無事だった我が家は、 できることをできる形で、 お手伝いしていかなくては、と 気を引き締める。 私たちひとりひとりの 【 自助 】。 地域力が問われる 【 共助 】。 そして、國や自治体からの 【 公助 】。 順番としては、自助 → 共助 → 公助、なのだろうけれど、 この3つが有機的に連携しあってこそ、 1つ1つが真に打開され、ひいては 次代への備えにもなっていくのだと。 我が家より下流の川向の多くのお宅が、床上浸水となり、 自治会長さんは、自分ちの車庫までの道が水に浸かり、 車庫も半壊して車が出せない状態を2日放ったまま、 自治会内の床上浸水された家々と役場間を飛び回り、 また、家々を消毒して回られてる由にて、 その分、班の皆で、自主的に自治会長さんちの車庫周りの泥をかい出す。 したらば、夜に 自治会長さん宅から、御礼として、 ビール、おつまみ、リポビタンD、ヨーグルトの入った レジ袋が配られる。 受け取れない、お互いさまだから、と固辞しても、 どうしても皆さんに受け取っていただきたい、との由。 …なんだかな、と思うけれども もし我が家だったら、 同じやうに皆さんに気を遣ったと思うし、 お返しに回られるほど、 緊迫してはおられない、ということで、 善哉善哉、ということにする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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