テーマ:大学生母の日記(2892)
カテゴリ:育児は育自~共に学び共に生きる~
一族が盂蘭盆に義母宅へ帰省し、昼食のお膳を囲み、 我が家の下の少年の到着を待つばかり、となった時刻に、 「 しまったぁあああ!! 今、起きたぁあ 」 というメールを受け取った私は、 ぐらぐらする頭を抱え、義母宅の勝手口から外へ走り、 少年のケータイ番号をプッシュする。 おそらく私以上に混乱し、 すぐにでも LIFEに飛び乗って ぶっ飛ばすであろう少年に、 雷を落とすのは、無事に到着してからにしやう、と、 ともすれば、霧散しそうな意識をかき集めかき集め、少年と話をする。 もう、こうなった以上はどうしようもないから、 とにかく事故を起こさないよう、 いつもより慎重に戻っておいで。 努めて平静に、そう伝えて電話を切り、がくがくする足で座敷に戻り、 さすがに 今起きた、とは言えず、 脂汗もので 誠にお恥ずかしいのですが、 仁は、少々寝坊しまして、 まだまだ、とても着きそうにないので、 先に始めて下さいませ。 で、申し訳ないのですが、 これからちょっと上の少年を迎えに行って来ます。 深々と頭を下げ、脱兎の如く義母宅を逃れ、自宅に戻り、 暫し へたり込む。 、、、危ない危ない。 一息入れて、しゃんとしなくちゃ、私の方が事故りそうだ。 隣市の新幹線駅へ行き、上の少年を迎える。 高熱に苦しんだらしく、かなり顔色が悪いが、 素敵な笑顔は いつもの彼のまま。 「 もうだいぢゃぶなん? 無理して 帰らんでも良かったのに。。。 悪かったねぇええ 」 「 ぅん、もうきっと大丈夫。 仁が看病してくれたしね 」 は? 何故にそこに 下の少年が登場する?? はぁあああ? ???? 「 あれ? おかあさん、聞いてなかった? 仁は ずっと 京都におったんよ。 昨日は、自分の寮に帰ったんぢゃけど 」 なにゆえ? なじぇですか?? 「 京都でね、中型二輪の免許を取りよったんよ 」 はぁああああああ??? 「 なんかねー、 教習料が、京都は半額なんだって 」 そかそか、君たちは 母の識らないところで、兄弟の縁を深め合ってたんだ。 おかあさんは嬉しいぞ、、、、、って ちがーう!! ヽ(`Д´)ノ 結局、盂蘭盆ラッシュと、強い眠気にパーキングで少々休んだ、という、 下の少年が 到着したのは 午後6時過ぎ。 既に、一族は引き上げられた後。 後片付けの最中で、彼の顔を見る余裕もなく、 義母との 一通りの挨拶が済むのを待ち、 さて、自宅に帰って、どう料理してくれよう と 彼を見た途端、涙が噴き出る。 少年の顔、首、胸元、手。 見えるところ全て 分厚い瘡蓋だらけで、顔も眼も腫れており。 これまでで1番ひどい。 既に どろどろ状態は脱しているようだが、 まさに今春、3ヶ月もの間、私がのたうちまわった そのまま。 やっと瘡蓋になって来た状態の自分をみるようで、胸が潰れそう。 、、、かくいう私の足の甲や足首も まだ全快していないのだが。 嗚呼。 これでは 夜は眠れない。 私がそうだったから、とってもよく判る。 夜になると凄まじい痒みが襲って来るのだから。 だから、朝、起きれるハズがない。 なのに、超忙しいからヤめさせてくれない、という バイトをし、 暑い京都まで行って 炎天下 バイク教習を受けるとは! ごめん! 私のDNAを引き継がせてしまって、ごめん! 抱きしめて縋り付き 号泣しそうになるのを 必死の想いで踏みとどまる。 このまま、彼を抱いて 救急病院にでも駆け込みたい。 このまま、彼を みはらし温泉へ 幽閉したい。 何か 少しでも彼を楽にする 方法はないか。 「 これでも良くなったんよ~! 悪いときには、皮膚がなかったもん 」 サプリも飲んでる、『 紫雲膏 』 が効くのだと、 彼のバッグから出てくるものたちは、 全て私自身が通って来たものたち。――(T^T) 夜、入浴後の彼をつかまえ、足裏に光線治療を施しながら、 手や背中をさすっていると 安心したような彼の寝息が聞こえて来て、 独り 号泣する。 ごめん。 ごめん。。。! もう何も手につかない。 君をこのまま帰す訳には行かない。 寮でなければ、私も大学に一緒に戻るのに。 君を想い、今夜から 私も眠れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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