テーマ:車に関するお話(10442)
カテゴリ:ありがとう(//▽//)☆
「 こちらに渡る橋が2tまでの小さな橋だったので、悩んでたら、 近くの畑にいた方が大丈夫、と誘導して下さって助かりました 」 「 重機車 」から降りて来られたのは、 つなぎの似合う、おそらく上の少年と同世代な爽やか好青年。 すぐに Fitの状態をくまなくチェックされ、 「 横転されないで良かったですね! この状態では、1番イイ形に静止していますが、 やっぱり クレーンで吊り上げないと無理ですから、 これ で 来て良かったです~。 できるだけ傷をつけないように作業しますが、 ここ に こういう風に引っ掛けて吊り上げますので、 キズがどうしても付きますし、最悪な場合は この部分が凹んで しまう場合もあるのですが、それでもよろしいですか? 」 「 キズや凹みは仕方がないです。 全てお任せ致します 」 「 では、これから作業を始めます。 できるだけ慎重に行いますからね。 暑いですから、ご自宅に戻っておられて結構ですよ。 終わりましたら、電話でご連絡します 」 有難いこと(;;)。 おひとりで、作業いただくのは申し訳なかったけれど、 既に 太陽で目元周りが腫れ始める兆候が出ていたため、 お言葉に甘えることにして、自宅へと引き上げたものの、 屋内にいることは 自分に許せなかったので、日蔭で作業を見守る。 作業中、近隣の御方の車が通り掛かり、 通れないために バックで引き返される(滝汗)。 後で謝罪に行かなければ。 炎天下、作業は ゆうに1時間を超え、 Fitが 農道に戻り、クレーン車がレッカー車に変身して、 爽やか好青年から 大きく「 OK 」の合図が出される。 過日の豪雨被害の作業でいただいたお茶のペットボトルを氷に漬け、 ギンギンに冷やしていたのを青年に持って行く。 「 なんとか凹ませずに、きれいに引き上げられましたよ! 」 嬉しそうな 誇らしそうな 笑顔で 指差された部分を観れば、 微かにそれと判るキズが付いている程度で、ボディは全く凹んでいない。 ドライブシャフトは 折れていないようでも、 車底がかなり傷ついているのと 安全のため、 このままディーラーへ搬入しましょう、と言われ、 購入店は隣市なのだけれど、それでも搬入いただけるか。 2人乗れるようなら、少年も乗せていただけるだろうか。 途中、タクシーを拾えるところでおろしていただけるだろうか。 おそるおそるお願いしてみると、全く無問題だとおっしゃり、 重機車内は狭いため、少年の旅行鞄はFitのトランクへ入れるよう指示され、 新幹線の駅まで 送りましょう。 と 言って下さる。 かくて、Fitを引き摺りながら 重機車が 隣市の新幹線の駅に横付けされ、 上の少年は無事、大学に戻れることになった( 深謝 )。 「 ごめんね。 気をつけてね 」 駅に到着し、重機車から降りた上の少年に Fitのトランクから荷物を出しながら、それだけ告げるのがやっとで、 連絡を入れておいた Fitの購入店へ向かう。 ここは、お隣の元班長の彼女に紹介していただいた、 彼女の息子さんの兄貴分が勤務するお店で、私も気安く、 このFitは、彼に私が頼んで、HONDA販売店の展示車であったのを 新古車としてネットで競り落として貰ったものである。 出迎えてくれた彼の指示に従って Fitを下ろし、 重機車から降りて Fitの状況、救助手段、所見を 彼に 丁寧に全て伝えて下さり、私にきちんと挨拶されて 職場に戻られる青年に 深々と礼。 上の少年を新幹線に乗せるところまで、 ほんとに ほんとに 助けていただいた(;;)。 Fit購入店の彼も、整備担当の方々も、 クレーンを使用して、この微細なキズだけで済んでいるのは凄いことで、 あの青年は、若いのに、大した腕だ、と絶賛される。 ますます有難く、この旨も書いて、礼状を出さなくては、と思う。 こちらでの外からのFitの所見では、 底板がかなりヤられているため、最悪、底板交換その他で 20万円前後掛かることになるかも。 さらにシャフトの交換や、中のあちらこちらが衝撃で歪んでいれば、 もっと加算されてしまうため、 そうなれば、6年目だし 買い替えも勧めたいところなのだけれど、 5万キロしか走ってないので、思案どころだ、と言われ、 内心、大いに動揺しつつ、 最低でも、少年たちが独立するまでは、 まだまだまだまだ、これに乗らなくちゃ! と答える。 正直、「 たかが脱輪 」で 廃車になる可能性があるとは 露とも思っていなかった、甘々な自分に がっくし。 で、結局、底板がかなりヤられ、歪んでいても。 私のFitは 片寄りもなく、根性で無事に走行してくれたのである! 整備の御方が点検、整備、走行チェックされた時間は40分程度。 「 一応、このまま乗って帰られても大丈夫でしょう 」 無罪放免のやうに言われ、 このままドッグ入りの何泊かを半ば覚悟していた私は、 思わず 「 へ? 」 と間抜けな返事をする。 「 問題なく走行していると思いますが、 普段通りかどうかは、いつも運転されてるりうさんしか 判らないことですから、走らせてみて、気になるところが おありのようでしたら、すぐにお申し越し下さい 」 \(^o^)/☆\(^o^)/☆\(^o^)/☆ 車検が近いため、底板交換はそのときにしていただくことにする。 お貧乏な私のため、キズはパテを塗る程度にとどめ、 車検までに 中古の底板部品を入手して下さるようである。 実際、乗ってみると、普段は気にもならないエンジン音が 大きくなっており、ちょっと辛そう(滝汗)。 特に40~60キロを出している間は エンジン音が割れているというか、濁っているというか。 、、でもこれは車検のときに言って 治してもらうことにする(゚゜)\バキ☆ 車検入庫日の予約をし、深々と頭を下げてFit購入店を出て 広島に向かおうとしたとき、疲労困憊状態の自分に気付く。 日光に晒された目元も腫れて、じくじく痛む。 時は、午前1時を回り、これから出社したらば、到着は3時近くになる。 。。はぅ。 この いつもとは違うエンジン音を背負って、 無事に広島まで行って帰るどころか、 これから自宅まで帰り切る気力も残っていないように思え、 とりあえず、目に入った喫茶店へFitを停め、 熱い珈琲を頼んで、目を閉じる。 「 たかが脱輪、されど脱輪 」。 ほんの不注意で、クレーン車まで出動いただくやうなことに。 けれど、大事な上の少年に怪我をさせることもなく、 横転もせず、微細なキズで済み、 底板交換にはなるけれども、 とりあえずは、そのまま走行させることができ。 助けようと集まって来られた近隣の方々。 クレーン車を誘導下さった御方。 少年も無事、大学へ戻ることができ。 めちゃくちゃ有難い結果に終わったのだと思い。 きっと空で、父が守ってくれたんだと思い。 もう、よれよれ。 今日はもう、多分、頑張れない。 。。。帰って寝よう。 少しでいい、横になりたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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