テーマ:大学生母の日記(2892)
カテゴリ:育児は育自~共に学び共に生きる~
23日夜、下の少年からの着信音。 滅多に電話を掛けて来ない少年だから、それだけで 胸騒ぎがする。 案の定、 「 ……おかあさん? …… ヤってもぉた。。。。 」 暝い淵から聞こえてくるやうな声に、 まさか、まさか、まさか 事故ぢゃないよね?? 事故ぢゃないよねっ??!!! 何か途轍もないことを仕出かした様子に、 車の事故、としか思えず、すーーと目の前が暗くなる。 膝から崩れるやうな想いがしつつも、 頭のなかが ぅねぅねと 何かを考えている。 自分で電話を掛けて来ているのだから、 とりあえずは、死んでいない。 勿論、意識不明でもない。 、、、、ということは、他人さまに??? 黙っている彼に、 「 人身なん。。。? 」 頼むから違っていてくれ、と祈りつつ、 喉元に何かがせりあがってくるのを呑み込むやうに、声を搾り出す。 「 ぅん。。 」 嗚呼―― 気づいたら ずるずると へたり込んでいた。 怪我は? 病院は? すぐそっちに行くから! 無意識にそう叫んでいたらしいけれど。 こころは、どーんと へたり込んだまま。 でも、段々と。 段々と彼が喋っている内容が頭に入ってくる。 どちらも 怪我なし。 警察を呼び、病院にも行き。 とりあえず落ち着いたので 電話をしていると。 まずは、どちらも怪我がない様子で、何よりだと 天に感謝する。 明朝、そちらに行く、と言うと そっちは瓦工事もあるし、自分は なんともないから、来なくて良いと言う。 そんな訳にも行かないでしょ。 廃車にするにしても、君ひとりではできないはず。 私自身も どうして良いか判らないから、 まずは保険会社へ連絡、相談して、また連絡するから、と言い、 ムチ打ち等は、翌日から痛みが出る場合が多いため、 明日また、病院に行くように言う。 先方に謝罪等の必要はないのか尋ねると、 事故の状況は、彼が直進。 右折して来た相手が、助手席側に突っ込んで来た由にて、 それだけなら、完全に相手が悪いのだったが、 微妙なのは、少年は、黄色になったばかりの交差点に入り、 相手は、まだ赤なのに、右折して来ており。 先方はバンパーが凹んだ程度らしいが、こちらのLifeは大破。 レッカーで運ばれた由にて、 業者さんの話では 修理代で新車が買える状態とのこと。 はぅ。。。 つい先日、お世話になったばかり の 会社ぐるみで懇意にしていただいている保険会社さんに相談すると 警察では、どちらが悪いとの判定はなされず、 これ以降は、双方の保険会社の交渉、となるらしい。 「 人身 」と 耳にし、 まずは、双方に怪我がなくて、 ただ、それだけで もう 有難く、 もうそれだけで十分、と思ったのに。 それだけで済みそうにない――。 * 実際、双方から調査が入り、 決着が着くのに この日から3週間掛かったのだった(-_-)。 まずは、彼も先方も無事であったこと。 それだけを感謝し、 運転に慣れ切っていたであろう彼が、 ひとごとではなかった、と イタく、高い勉強をさせて貰い、 それが、大事故でなくて良かった、と思わなくては。 そして。 親である私自身の責任は。 責務は。 これからどうなるのか。 本当に双方は大丈夫なのか。 20歳の起こした事故ではあるけれど、親の謝罪は必要ないのか。 彼の無事な姿をみたい。 するべきことをし、そのうえで 彼を叱ったり、元気付けたりしてあげたい。。! けれど 双方に怪我がなかった、と 義母に言っても、 きっと朝から晩まで、血圧の高い義母の脳の血管が切れるまで 心配し倒すであろうから、絶対に言えない。 だが、義母に理由を言わないで、 どうやって、瓦工事から抜け出し、彼の元へ駆けつけるか。 本当のことを言わない限り、 何をどう シミュレーションしてみても、無理。 双方に怪我がなかっただけで、 もう、本当に それだけで有難いはずなのに、 こんな算段の心配にまで 悶々として 夜が明ける――。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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