テーマ:住宅コラム(1807)
カテゴリ:地域のこと。
8月31日からスタートした 義母宅の屋根瓦葺き替え工事。 昔ながらの職人さんが3名。 他、細い坂道を魔法のように義母宅の玄関前まで 軽トラを乗り入れて下さる、運転手 兼 荷役さんが1名。 徹頭徹尾、この4名さんの協同作業による、 懇切丁寧、かつ まるでアートのやうな仕事ぶりで、丸2ヶ月。 長かった瓦葺き替えが完成し、あとは、樋を架け替えて、全て終了!! である。 旧い屋根瓦も1枚1枚丁寧に外され、5枚ずつ結索。 60年経っても 光反射力が健在のため、 鳥追いなどのために 希望される方々に100枚ずつお分けできた。 土も丁寧におろされ、袋詰めされて 必要とされる方々へお分けし、 残りも そういった、すぐにリサイクルされるところへと搬入される。 何から何まで、びっくり、の この工事のお蔭で、 最も格式が高いと言われる入母屋造のなんたるか、を識り(-_-)、 パチンコのもの、としか識らなかった 『 役物 』 のなんたるかを識り、 すっかり屋根に 詳しくなる。 この酷暑に、炎天下の作業は殺人的だと感じていたが、 これもまた、秋が深まると 一気に日没が早くなり、 作業が進まなくなったり、冷えが手足を鈍くしたり、 露や霜でも、色々と支障が出るのだ、ということに、初めて気付く。 ともあれ、この長丁場、毎日毎日、前夜から何リットルも麦茶を沸かし、 氷を作ってはため、お茶出しに お菓子の用意。。。 家中、土埃に塗れながら、高齢の義母は 本当によく頑張ったと思う。 こんな感じで 鯱、載りました(((((^o^;。 ヒきギミな私を感じてか、 鯱の下部分の大棟や降り棟を余り高くせず、 熨斗瓦や雁振瓦に龍を入れたり、 家紋を入れたりしてないだけ、 お金を掛けていない、地味である、 他人さまからは 惜しい! と言われていると。 … ぃゃ、十二分に 私は 派手だと 思うです > お義母さま オーダーがあってから 焼く、という、 水滴が1滴でもあれば、 人も猫も滑り落ちてしまう 豪雪地域にはうってつけの ぴかぴか てかてか の 油瓦。 陽光を浴びると、 ステンレスの屋根か! と思うほど ぎらぎらに 反射し、 遥か遠くからでも 目を射る。 近隣はもとより 見知らぬ方々も義母宅を見上げられては 話しかけてこられたり、見学に来られたり。 ここ2ヶ月間の心配や苦労が報われたやうに、 すっかり上機嫌の義母であるが、 残りの樋工事も、あと1週間で終了予定。 もう少し、このまま上機嫌で過ごしてくれますよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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