テーマ:ココロ(1186)
カテゴリ:地域のこと。
暮の29日 夕刻。 『 クアトロン 』 と 『 ベジータ 』 が 2台のトラックで 別々に 無事搬入され、ほっと一息。 嬉々として 10年ぶり?な マリオに向かう上の少年 に 懐かしい とき が 戻った心地で キッチンに立っていたところに ドアチャイムが鳴る。 ドアを開けると 蒼い顔をした 元班長の隣の彼女で。 何かあったかと、彼女に連動して、私まで蒼くなり、 無言で 見つめあった私たちの後ろから、 ぴこぴこ と 能天気なマリオの音。 「 …… 」 「 …… 」 みるみる彼女の頬に血の気が戻り、 「 りうさん! 良かったぁああ 」 と 彼女がへたり込む。 ほぇぇえ。 トラックが 2台も 長時間停まり、出て行った我が家に、 彼女は、すゎ、つひに 私が この地を後にすることにしたのか、と。 トラックに 家電店のマークが入ってれば、 そんな誤解も生まれなかったのだろうけれど 年末の配送ラッシュのせいか、2台が2台とも そういへば ノーマークの、フツーのトラックだった。。。 ふたりだから 踏ん張れる。 だから 互いに この地で 頑張れるだけ頑張ろう。 頑張って頑張って それでも限界を超えたら。 そのときは 一緒に。 一緒に この地を 出て行こうね。 そう 約束したのに。 「 約束したのに 置いてっちゃったのかと~~~ 」 私の数十倍頑張ってる彼女。 やっと1日、やっと また1日。 1分1秒が 気の遠くなるほど長く。 賽の河原で 石を積むやうな毎日に。 なにもかも 全て放り投げてしまいたい こころを 懸命に押し殺して 積み重ねて来た日々が私にもあった。 けれど、 あれが あのときが どん底であった、 あの日々があったからこそ、あれよりはマシ、と 生きていける、 そう 過去形で語れる私に比べ、 これでもか、と 次々に 災難が降りかかる彼女 の トンネルは どんだけ 長く 深いことだろう。。。 「 ○○ちゃんが 毎日 こんなに 頑張ってるのに、 黙って 置いて行ったりしない。 だいぢゃぶだから 」 驚かせてごめん、と 涙目の彼女を 見送り、 今もなお、追い詰められ、苦労続きの彼女に いったぃ 私に 何ができるのだろう と ヘコみながら。 。。。とりあえず、 ケーキでも焼いて、持ってってあげちゃお。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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