カテゴリ:育児は育自~共に学び共に生きる~
授与式会場で、仲睦まじそうに 小さくなっていく 3人の後ろ姿 に 「 置いて行かれた 感 」 やら 疎外感 やら、 人差し指を咥えたいやうな 「 いいな、いいな 感 」 やら なんとも言えない感情が渦巻き。 そのうち 3人で 開式時間が迫っているのに、 遙か向こうの会場出口近辺の壁際で話しているのが目に入り、 もう考えなしに 飛び出していく。 私の登場に 瞬時に 固まった3人を前にして、怯みまくりながらも、 この期に及んで もう 後戻りはできない と、 ひたすら上の少年の瞳だけを見つめ、 「 あのね あのね せっかく 逢えたんだから、 写真 撮らせてくれん?? 」 … おそらく 私は すがるやうな目をしていたのではないかと思ふ。 1,2秒、3人の Pauseボタンが解除されなかったやうに思うが、 3人が3人とも、何故かしら ほっとしたやうな 表情で、 「 い~よ~ 」 とか 「 どうぞどうぞ 」 とか 「 私、いつも勉強を教えて貰って、お世話になってる ○○ です 」 とか 一斉に動きだし、爽やかに声をあげられる。 う"~ん。。。 で、当然の如く、ふたり並んで ピースサインを出すのを 何故に ふたりっ とか これ、撮ったあと、だうしやう、とか 千々に乱れるこころで シャッターを押す。 したらば、 「 おかあさまも どうぞどうぞ。 私がシャッターを押しましょう 」 と 何故か あちらのおかあさまに言われ、 写真に撮られ嫌いなのもあって、有難くも頑なに謝絶してしまって、 再び、空気がフリーズしかける。。 そこで? 上の少年が 「 ひと、すっごぃ多いし、僕らの席があるかどうかも判らんし、 学位は既に取ってるし、 これ ( 学位授与式 ) に そんな中身あるものとも思えんし、 出るのヤめよっかって 話してたんだけど 」 「 げ~~~んヽ(`Д´)ノ 私は なんのために ここまで来たの? 中身があろうがなかろうが、 これが最後なんぢゃけん、出んとダメぢゃん 」 一喝したらば、 彼女のおかあさまも ぅんぅん、と頷かれ、 「 わかったー 」 しぶしぶ、彼女と 空いてる席を探し始める ふたりを眺めながら、 彼女のおかあさまが 話しかけて下さる。 できた 息子さんで、 たいそう 立派にお育てになられましたね、とか おかあさまも 大変 自立なさっておられるようで、 とか 今日も ひとりで観光していらしたのでしょう? とか。 ぅにょ~~ん。 (滝汗)。 この御方は、いつ、何処からどんな話を聞いていらっしゃるのだ?? 私には、彼女やおかあさまの情報が全くないために、 何も答えられず、口のなかで ぅがぅが もごもご。 嫌味な程に ただただ謙遜することしかできない会話ばかりで 頭は真っ白。 気がつけば、彼女の名前も 飛んでしまっている。 唯一、しっかり 脳裏に刻み込まれたのは 彼女は 福岡のひとで、ひとり娘でいらっしゃること。 頻繁に開かれる勉強会で、 いつも うちの少年が、皆のお世話をしているらしいこと。 そして、夕方5時から、法学部の方で、 法科大学院だけの卒業式がある、ということ。 んだから、少年が 学位授与式をエスケープしても構わない、と 思ったのだ、と 納得できたものの、 それを私に教えない、ということは どういうことなのだ、と ぐるぐるする。 1分間の黙祷から 式が始まり、 修士課程は 学科毎に取りまとめて 学位が授与されたのだったが、 博士課程は、ひとりひとりが壇上に上がる。 それがまた かなりの人数で、観ているうちに なんだか、こころのぐるぐるから 目眩がし始め、膝も疼き、 その場に へたり込みそうになってしまい。 不本意ではあったが、倒れる前に、と 少年に、 「 ごめん、君に出席しなさい!と強く言ったのに、 私の膝が限界になっちゃったので、こっそり失礼するね 総長さんの式辞を楽しみにしてたんだけど。。。 」 メールを送ると、すぐ 返ってくる。 「 わかった。 これ、まだまだ続きそうだもんね。 来てくれて、有難う。 気をつけて帰ってね 」 彼女のおかあさまに ご挨拶を申し上げる。 「 そうですか。。。それは残念です。 また ご縁がございましたら 」 そうお返事をいただいて、ふらふらと式場を後にし、 ロビーで 暫し へたり込んだあと、 まっすぐホテルに戻る。 識ってしまった、午後5時からの「 卒業式 」を どうするべきか 結論を出してる癖に、そのことに また へこみながら、 気分を一新しやうと ホテルの温泉につかり、ひと眠りし。 夜。 以前、 祇園の料亭でバイトをしていた上の少年に 連れて行って貰った、祇園のお寿司屋さんへ行き、 走馬灯状態のメモリーを温めながら、 美しいお嬢さんだった、と、にっこりもし、 でも なんで 3人だったんだ? などと 結局 ひとり やさぐれて 杯を傾ける。 想定外で 動揺しまくり、 超 シャイなる ぢぶん に ちょっと あきれる。 (-_-) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[育児は育自~共に学び共に生きる~ ] カテゴリの最新記事
|
|