初めてオーダーメイド車椅子を作ったのが平成17年。
「業者はどこにしますか?」と障害者支援係に聞かれ、
そんなもんどこがいいかもわかるハズなく、「紹介して下さい」とお願いした。
それが、アタリハズレで言えばハズレで、
最初から前途多難だったワケだけど、とにかくこちらは「わからない」のだ。
ヘッドレストが欲しいとか、折り畳んで車に積めるといいとか、
リクライニングはないとね、とか、
そんな程度の要望しかわからなかった。
障害者センターでの判定時に、
「こういうのがあったほうがいいね?」と言われれば「そうですね・・・」
「これは要りませんか?」と言われれば「そうですね・・・」
そして車椅子作製の処方箋が書かれ、次はそれを元に業者と打ち合わせ。
しかしここからが問題。
「肘掛け跳ね上げって(処方箋に)書いてあるけど、これ予算内で出来ないなぁ。
本当にいるの?この機能」
そう言われてもわからないのだ。
自費だ自費だ言われたので、「じゃあ要りません」と答えた。
結局その後もいろいろあり、なんだかんだあり、
センターの判定員と業者が目の前でモメたり、
かくして使い勝手の悪い車椅子が出来上がったワケですが、
それでも6年も一心同体のこの車椅子、愛着があります。
一緒に沖縄にも行ったし。
滋賀にも京都にも鬼怒川にも!!!
でもごめんよ、作り変えるわ。