介護者との距離は、とても難しい。
他人介護。
近すぎず・・・遠すぎず・・・がベストだけど・・・・・
怖いのです。
ALSに限らず「介護」となれば、そこには「命」も付いて回る。
手となり足となり、目となり口となってくれる介護者には、
阿吽の呼吸が生まれてくれば、
少なからず、ずっと自分のもとで介護して欲しいという想いが湧いてくる。
だけどお互いに人間です。
思い入れが強くなればなるほど、フイの別れがツライ。
それが怖くて、介護者に特別な感情を抱かないようにと、
言い聞かせて言い聞かせて、割り切るように仕向けていたりする。
それでもやっぱり、「辞めないで、お願い」と、祈ったりもする。
矛盾だらけだけど、仕方ないのだ。
それとは逆に、一生懸命に介護した利用者の死が、
介護者に何かしらのショックを与えることも、あるのよね。
近くなればなるほど細やかなケアが出来る。
でも、近くなればなるほど私は怖い。
離れてしまうのが怖い。