車椅子ユーザーなら、たぶんみーんな経験してます。
駅のエレベーターは、大抵狭い。
ALS患者のような大きい車椅子は、やっと乗れるカンジです。
行きのこと。
エレベーターに男性2人が乗り、振り向いた時に車椅子がいることに気付き、
1人の方がスッと降りて譲ってくれました。
と同時に、60代半ばであろう女性2人が、
「あーー行っちゃう行っちゃう!!」と、
車椅子をスーパーダッシュで追い抜き、エレベーターに乗り込んだ。
これでもう車椅子は乗れなくなりました。
しかし、こんなことはいつものこと。
その女性たちは、
「あら、乗れるわよ!!」
「大丈夫よ、乗れるわよーーほらほら」
・・・とっとと行ってくれたほうが早いので、「乗れないので、どうぞ」
「あらぁ、そぉ?乗れない?じゃあお先にねぇ」
そして帰り。
エレベーターを先頭で待っていました。
あとから高校生男子が1人、また1人と並びました。
エレベーターが来ると、1人の男子がスッと乗り込み、
ボタンを押し、端により、無言で「どうぞ」のポーズをしました。
車椅子は安全に乗り込み、もう1人の男子も車椅子を待ってから、乗りました。
降りる階で、1人の男子がボタンを押しながら「お先にどうぞ」と言ったので、
先に降りました。
エレベーターは扉の部分に結構段差がある場合も多く、
そこでも車椅子がガタンと揺れました。
するともう1人の男子が、押すでもなく引くでもなく、
車椅子をスッと支えました。
私たちが全部、ちゃんと降りるまで待っていてくれました。
・・・・・今時の若者はスマートで優しいのだ!!!
若者を見習おう。