子供の頃、バレエを習っていた。
何年も、ずっと一緒に習っていた同学年の仲良し友達が5人くらいいて、
週に2回、仲良く習っていた。
ある時、その週に2回のクラスとは別の、
「日曜特別クラス」というものがあることを知り、
と、同時に、私以外の4人が、
その特別クラスに呼ばれて行ってることを知った。
特別クラスは、電車に乗って他のキレイなスタジオに行く。
子供からしてみたら、こんなに魅力的なことはない。
なのに、私は何も知らなかった。
私以外の4人が、しばらくそこに通っていたことも、
私だけが何も知らずにいたことも、
みんなが私に隠していたことも。
子供ながらに、本当にショックだった。
そして傷つき、友達とも少しギクシャクした記憶。
私は仲間外れ?声も掛けてもらえないほどへたくそ?
先生には、私は呼ぶ価値もないほどへたくそと思われてたんだ・・・
・・・へたくそ?
でも、5人の中で私が1番へたくそかぁ!?
と、子供ながらに納得いかなかった気がする。
そして、30数年の時を経て、昨夜、ふとそんなこと思い出して、
切なくなったんだけど・・・
ん?
もしや、あの時・・・
本当は、私も声を掛けられていたんじゃないか?
今にして思えば、そういう話はまず親にいくと思うし、
私はその少しあと、「月謝が高い」という理由で親に辞めさせられた。
特別クラスともなればもちろん別料金なわけで・・・
親が勝手に断っていたのではないか???
ふと、そんな思いが。
だとしたら全て合点というか・・・私としては、そう思いたい。
子供の頃は、そうだったにしてもどっちみちイヤだったろうけど。
なーんて。
どーでもいいや。