１１日にも書きました「味噌カツ丼」を
食べにホテル裏の商店街に出たところ
路地からひとりの小柄な男が出て来ました。

その男、見覚えがありました。
どこかの会社の作業服を着ていましたが
間違いなくあの男でした。

以前勤めていて現在は破産し消滅した会社が
まだ、健全に営業されていた時の
部署で私の上司であった「加藤」さんでした。
加藤さんは私の存在など気づかず歩いて行きます。

懐かしく思った私は、話したいと思い
後を着いていきました。
すると加藤さんは、あるビルの地下に
入って行くではないですか。

そこは、ある有名グループのヒット曲をパロった
店名の風俗店でした。

あの堅物でクソ真面目な加藤さんが、、、
仕事中に風俗かぁ～
彼も、やっぱり男なんやなと思うと
ちょっと見直しました。
（普通は仕事中はダメだと思うんですが。。。）

地下に降りる入り口の前で出てくるのを
待とうと思いました。
久々話したいなという思いと
ここで会ったら気まずいやろなという
いたずら心もありました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く

登場人物、加藤さん、もちろん仮名です。