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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:健康・病気・介護ネタ
今日は、東京のあちこちに遊びに行こうと思ったが
結局、直接母の所に行った 何故なら、7月から電話が通じなかったので 母の近所の知り合いに様子を確認してもらったら 毎日、新聞も取り込んでいるが呼んでも出て来ないとのこと 心配だったからとにかく元気な顔を見てから遊びに行こう ということにしてとりあえず行ってみた 玄関から呼んでみるが応答無し 裏庭にまわって耳を澄ますと中からテレビの音は聞こえる 娘に『おばあちゃん!○○やで!』と名前を連呼させた 何回か叫んだ後にか細い声で『○○ちゃんなの?』と返事があった 5分位かかってやっとドアが開いた と同時に異臭が鼻を突いた そして私達が目にしたのは想像を絶する『ゴミ屋敷』だった そのゴミを超えるように出て来たであろう母は 激ヤセしていた 母の誕生日に送ったお米も「炊くのが億劫だ」と言っていたので 多分、体力が落ちているだろうとは予測していたが 廃用性症候群か・・・鬱か この情景を目の当たりにした時点で 私達の東京お遊び計画は夢と消え去った 電話の故障は事前に確認済みだったので 持参したシンプルな電話を設定したが かける事が出来ないのでNTTに電話して修理してもらった 故障の原因は接続部に猫がおしっこをかけたことらしい 修理に来てもらうまでも掃除はしたが ゴミ袋があまりにも不足しているし 娘が『悪臭に耐えられない』というので マスク、ゴミ袋、掃除道具、消臭一式、ベッドカバー等買い物に出かけた 『あの家で何も食べる気になれないし、食欲が無い』という娘に 『少しでも食べておかないと、体力がもたないで!!』と言い聞かせて お寿司を少し食べて帰った あの体の状態でまともな食事をしているはずが無いので 母の好きな海鮮ちらし寿司も買って帰った 母は全部食べ切りお茶も結構摂っているので安心した 朝7時頃から始めた掃除は夜遅くまで続いた 真夏の冷房の無い部屋での汚物処理作業は過酷過ぎる 娘は精神的ショックがきつくて体調も悪くなっていたが頑張って掃除してくれた 近くのホテルに行けば良かっただろうが 私達二人にはそんな気力も体力も残っていなかった なんとか私達が寝るベットは確保出来たが 私は襖側に寝たので異臭とストレスで朝まで寝れなかった いつでもどこでも寝れる特技を持つ私には一生に何度あるか無いかの出来事だ 娘はかなりのショックを寝ることで忘れようとするストレス防御作用のおかげか 死んだように寝た コレが私達の【真夏の悪夢】の始まりだった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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