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僕が中学の頃、この豊島岡女子学園高校は標準偏差値64の完全なる公立すべり止め校だったのを記憶している。定員の8倍も合格者を出し、実質倍率も1.5倍程度の学校だった。
しかし、その頃からこの学校のイメージはこうだった。 経営者の堅実さは一流! 学費の安さ・・・ 面倒見の良さ・・・ 経営者の理念・・・ ※学費を頂くのだから、寄付金はもらえない。地道に授業料から貯蓄をするという考え。 この3点に関しては今も変わらぬ理念となっている。 しばらくして中学校募集が始まり、今や桜蔭や慶應中等部の併願校となっている一流校。 但し、他の学校のようには飾る事をしない。全てに謙虚で堅実な姿勢がうかがえる。僕はこの学校には縁もあり、何度か授業も見学している。生徒達の様子も良く知っている。中学生時代には文化祭にも行ったほどに。。。 今も何も変わっていない。 最近考える事は、中学校で入学すべきか?高校で入学すべきか?が難しい学校という事。総合的に判断すると、一般には中学で合格するほうが遥かに楽なのだが、この学校に関しては少し違う気がする。微妙なところだ。 中学入試を見ると、入試問題にも堅実さが伺える。基本的問題を押さえる生徒に圧倒的に軍配が上がる。理系進学者が多い事もあり、理科も物理・化学に魂が入った問題となっている。但し、この学校に合格する生徒はやはり国語と社会が出来る生徒ではないかと考えている。 理系のイメージに先行され、算数と理科が強い子が??と思われがちだが、僕には国社の2科目が得意な生徒に有利な展開であると確信している。算数は基本的な問題と作業力と思考問題が明確に分類されていて、対策は立てやすいが6割を確実に取る手法がベスト。それ以上を狙った学習は逆に無駄が出るに違いない。 この学校は個人的に好きであるが、いまひとつ進学実績は弱い。見掛けの数字はいいが、学年数が多いため、名門校への進学率はかなり低い。これは専門家であるならば一目瞭然。これには理由がある。理系を狙う学校は、その分実績は稼げないというメカニズムがある。理系は文系より格式が高いために、学校は1ランク下がってしまう。よって、他の女子校と比べて実績は劣る。 ただ、この学校は堅実さがあるので裏切らないという信用が在る・・・ 豊島岡女子学園中学校(20年度用) 豊島岡女子学園高等学校(20年度用) 読者の方のワンクリックに感謝しています! 僕の書籍の出版社叢文社ホームページです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月26日 19時43分15秒
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