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まずは、たとえ話ですがABC三人の子供がいて、プロゴルファーの訓練を受けるとします。ゴルフに関しては3人とも素人で経験はありません。
Aさんは受けた指導メニューを忠実に実行し継続しました。 Bさんは時にはプロゴルファーの指導内容をさぼり、自分の感覚で訓練する事もあります。 Cさんは殆んどが指導内容を自己流に解釈し、自分の感覚で訓練しています。 上記3人の中で誰が最も上手になりますか?それはもちろんAです。それ自体は客観的にわかっている人は多いのですが、実際にそれが自分の場面だとBさんかCさんになってしまうのが一般的でしょう。大人も同じです。人は常に自分を中心に考えるために、指導者のままに動くことはしません、いや出来ないものです。そこが受験でもポイントになってきます。 受験生自体、半数ほどは指導者の方針で学習していきます。どちらかといえば、大人の方が意志は弱く、1つの物事を真剣に継続することが苦手なのです。よって、受験に関しても情報に左右されると他人中心に変わってしまい、周辺を眺めながら子供の受験体制を作り上げていくという世界に入っていきがちです。つまり、従来の自分達の方針が他人の状況により崩されてしまうケースです。ハイリスクな状況に入っていくわけですね。 もちろん、子どもも指導者の方針をそのまま真似ることが出来る生徒は半分くらいです。その理由は本能的に自分が一番信用できるからでしょう。大人は尚更その傾向が強まります。自分の専門分野で無い場合は、その分野の人を全て受け入れる器量と意志が最も重要になり、それを最後まで実行できた人間は勝利をおさめるというのが自然な流れです。 受験を通して、親子で大きな教訓を二つ得ることができる。これを語るには相当の経験が必要で、しかも受験後に判るようになる大きな教訓です。 ・人は他人の状況に気を取られ、自分のスタンスを守りきれない。つまりは常に周辺の人中心に動いていること。実は蓋をあけてみれば他人に動かされていること。自分のためにやっていると勘違いしているが、実は他人に振り回されているだけ。 ・大人ほど意志が弱いということ。子どもは机に向かうことができるようになっても大人の判断はなかなか成長できない。子どもの方が大人だということでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月29日 11時31分30秒
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