テーマ:ひとり言・・?(17612)
カテゴリ:日常
この世には多くの言い訳が存在する。
人は困った時に信じられない言い訳をするものだ。 「ミスだが、間違いではない」 この言い訳をしたのはある公民館の館長。 前にこの公民館で利用者(中年男性)が倒れた。 職員が何もしないので私が脈を診たら180もある。 顔から大量の汗が滲んでいる。 意識レベルも低い。 倒れた人の連れが職員に救急車を要請。 私が職員から受話器を奪って脈が180あると言った。 向こう(119担当者)は私にこう訊いた。 「エレベーターにストレッチャーは入るか?」 この公民館は駅前にあるのでビルの上層階。 そのため119の担当者はこの点を確認した。 私が職員に確認すると「入る」とのこと。 そう伝えて受話器を降ろす。 すると先ほどの職員がこう言う。 「やっぱりストレッチャーは入りません!」 この職員、古株なのにそのくらいも知らないのか? やがて救急隊到着。 それまでに私がもう一度脈を診ると120に落ち着いていた。 救急隊員たちは、その数値を手首に書く。 患者は歩けないので、エレベーターの床に寝かせて運んだ。 この公民館、利用者が多いにもかかわらず危機管理が杜撰。 この救急車騒ぎがいい教訓になっただろうと思っていた。 ところが。 数ヶ月後に「エレベーターにストレッチャーは入るか?」を確認した。 職員は誰もその点を知らなかった。 アルバイト(臨時職員)だけでなく、正規職員も同じく知らない。 前にあった救急車要請を何ら教訓にしていなかった。 私が館長に重要だから、職員に知らせておくよう求めたにもかかわらず。 そしてタイトルの言い訳を館長は私に言う。 まるで禅問答のような言い訳だ。 公民館にとって、危機管理は重要事項のはず。 それを伝えないとは、利用者が死んでもいいのか? 職員間で情報の伝達ができない。 それはミスだと認める。 だが、間違いではなかった。 なんだそりゃ。 職員間の情報伝達がうまくいかない組織。 それがために利用者が危機に陥る。 私としては黙っているわけにはいかない。 ミスと間違いは、何がどう違うのか? ミスはミスとはっきり認めなければ、組織に改善はない。 そのことを、この公民館では館長以下が知らない。 というか知る必要を感じていないのだろう。 私は難しいことを求めているわけではない。 患者を乗せるストレッチャーがエレベーターに入るかどうか。 そのくらいは全職員が分かっていなければ困る。 ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.05 19:47:34
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