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カテゴリ:今日の出来事
本当に久しぶり(なんと6か月ぶり)の更新です。。。 そして、2009年5月10日(日)の母の日に告別式で、母とお別れしました。 3~4000人に一人程度しか症例がなく、過去の論文を調べても十数例しかなく、また非常に進行も早く、そして抗がん剤が効きにくいものだったのです。 母の希望で、なんとか抗がん剤治療をやってくれるお医者様をみつけて、抗がん剤治療を進めている途中でした。 抗がん剤は本当になかなか効かず、瞬く間に肺に転移した癌細胞は、左肺に広がっていきました。 咳や息苦しさとの戦い、抗がん剤の副作用との戦い、最期の1,2か月には、むくみもひどく、肺の癌に圧迫されて胃がおされ食べたくてもほとんど食べられず、自分の力で歩くこともできない状況になっていました。 しjかし、亡くなる一か月ほど前から、かすかな希望も見えていました。 だいぶ、電話で聞く声も明るく、”望みがでてきたから、もうひといきの辛抱だよ!”と力強く話していました。 私も安心しました。今が副作用で一番つらい時期だから、そっと見守ることにしようと・・・お見舞いに行くと、気を使って疲れちゃうだろうからと、幼稚園の春休みにお見舞いにも行かず、少しでも症状が落ち着くのを待っていたのです。 そんな矢先、ゴールデンウィークに入り、状況が急変してしまいました。 と本当に心の底から悔やまれました。。。。 しかし、母は、子供たちに心配させたくないという気持ちが大変強く、子供たちの手を煩わせたり、生活を乱したくないという気持ちも大変強く、いつも”あなたは、とにかくRyu君とパパのお世話をしっかり、自分の生活をしっかり守りなさい”と言っていました。 最後の最後まであきらめずに自分たち(父と母)だけで戦っていたのです。 私は何かできることはないかと思い、食事療法、代替医療など癌と戦うためのさまざまな情報も沢山集めましたが、これらはまとめてみて、母に送ってみたものの、実践することができませんでした。 結局自分は何の力にもなれなかったという思いでいっぱいでした。 しかし、もうすぐ四十九日を迎えるにあたり、母の気持ちもようやく理解できるようになり、私自身も不安な日々の中、自分をしっかりもって、Ryu様とパパとの自分たちの生活やレッスンも変わらず前向きに続けてきたことを、母も喜んでくれていると考えることにしました。 死に逝く人は、残された人たちにたくさんのことを教えてくれるんだよ。と叔母が言っていました。 これから生きていくにあたっての課題、毎日生かされていることを感謝すること、周囲の人たちと支えあって生きていること、自分と家族について、などなど、母は本当にいろいろなことを考える機会を与えてくれました。 自分のことよりも、子供の教育や子供のことをいつも優先していた母でした。 3人の子育てに追われ、自分を犠牲にしてきて、やっとこれから自分のための第二の人生をスタートし、水泳に打ち込み充実した日々を過ごしていた矢先に、癌という恐ろしい病に襲われ、さぞかし悔しかっただろうと思います。 母が病気になってから、母が大好きだった、水泳やガーデニングを私も楽しむようになりました。 これからも、母が残してくれたものを私の中で大切に大切に育てていくことにします。 ますます、この一瞬一瞬を大切にして、素敵な人たちに囲まれて過ごしていることを感謝しながら、そして自分の命も大切にしながら、生きていこうと力強く思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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