～微風に舞う花びらのように～

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私はある特殊な笛を持っている。


それは犬笛のような形のもので、
体育教師のようにいつも首に下げているのだ。
吹くと「ピィーッ」という音がする。




私がその笛を吹くのは

私の命などの危険、もしくは強盗や痴漢などに遭った時に、
助けを呼ぶために吹くのである。


そう、そしてその夜も、私はその笛を持っていた・・・。




夜中だ。
シンと静まりかえる、ある洞窟の前に私はいる。

洞窟の入り口は滝で閉ざされている。
そのせいか、洞窟の入り口付近は小池のようになっている。
おそらく、洞窟の中も、
あの『青の洞窟』のようになっているのだろう。

なんともロマンチックな光景なのだが、
その小池は「　温泉　」である。


私は温泉に入ろうとした。
そのとき、二人組みの痴漢が現れたのだ！！

いや、痴漢ではないな、どちらかと言うと強盗の類だ。


私は恐ろしくなった。


　怖い怖い、どうしよう、怖いよー！


とりあえず、強盗に見つからないうちに
滝から洞窟に入り込んで隠れることにした。

もう近くまで強盗はきている。
どうしようもない、洞窟に入ってこられたら終わりだ。


私は笛を鳴らしまくった。


ピィーッ　ピィーッ　ピィーッ


そして、外で強盗達の断末魔（悲鳴ともいう）が聞こえた。


　もしや・・・・

　やっぱり・・・きてくれたのねっ！！！　


私がほっとしていると、滝をくぐって
その強盗達を倒した人が入ってきた。

男の子だ。
１７，８の、
目つきの悪い、ハ●ポタのドラ○のような子だ。
ちなみにこれは私の好みの男性像である。

私は言った。

　
　よく、こんな夜中なのに気づいたね～


普通、礼が先だろ！といいたいが、ここはスルーしよう。

そして、彼は言った。


　
「あんだけ目いっぱい鳴らされたら嫌でも気づくわ。」


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と、いう夢を見た。

ちなみにその男の子が助けに来たとき

何故か「上半身裸」だったのは私にもわからない（謎）


きっと急いで出てきてくれたのね！


なんて、乙女チックなことも考えなければ

礼さえ言わないという非常識な夢の私・・。


でも、結局夢に出てきた男の子って





↑　こ～んな感じの



私が好み～な感じだったのよね。

そう、こんな表情で痛恨の一言を言われましたよ（笑）

ちなみに、聞いてもいないのに一人称は「俺」二人称は「おまえ」でした。



それにしても、

ピンチの時に鳴らすと、

自分好みのヒーローがやってきて

助けてくれる笛なんて・・・

いや、マジでほしいわ（笑）


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