テーマ:☆詩を書きましょう☆(8509)
カテゴリ:詩
音の海辺で 潮の風車が廻っている 冷たい岩肌で 崩れる水の板が 白い真珠のしずくと消えて 君の夏 寂しがりの君は空を見る 両手を広げて 空に愛される夢を見る 熱帯魚の楽園が 小さい水槽の中で生まれて 幾度目かの夏に震えながら 懐かしい海を思い出す それはきっと 永遠にも似ている記憶 身体に刻まれた 生命の源の記憶 空には君への愛が 海には夏の記憶が 蝉の恋歌も聞こえない 遥かな 遥かな岸辺へ ひとりぼっちの夜 海の声を宿す貝殻を そっと耳にあてる +++++ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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