テーマ:☆詩を書きましょう☆(8465)
カテゴリ:詩~切ない想い~
桜のはなびらが舞う 麗らかな午後 色あせた想い出も 握り締めてた小さな夢も 木枯らしにさらわれそうになる あの日 あの春の日 きみは わたしに微笑んでいたね なにも知らず なにを憂うことなく 今を愛していると ただ嬉しそうに笑った 別れの言葉が 褪せていく きみは 夢のまた夢 幻の欠片になった記憶ときみは 枯れていく木の葉と同じよう 色褪せ 世界にかえっていくのだろうか きみの微笑んでいた春が過ぎて わたしの俯き悔やんだ夏が終わり いま 木枯らしに吹かれる木々を眺める これからの冬は寒いだろうか 白い雨がさらさらと降り積もり 枯れた想い出もきみも何もかも 純白の衣に隠してしまうのだろうか ふと立ち止まる 秋の小道 足元に咲く きみの桜 優しげな彩をまとい 麗らかに風に吹かれ 可憐なその首をもたげ わたしに微笑む わたしの潤む瞳の奥をみつめるその姿は ただ 嬉しそうに微笑んでいた +++++ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月09日 18時33分17秒
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