テーマ:☆詩を書きましょう☆(8465)
カテゴリ:詩~切ない想い~
秋風に木の葉舞う 青い空を茜が覆っていく夕刻に 君の影が伸び始める もう帰ろうよ そう呟いて 君の影は細く 長く 遠く手を振る恋人 再会の日を約束しなかった それだけ 僕は 秋の夜長に枕を濡らす なんて夜が長いのだろう なんて朝が遠いのだろう 僕は秋が嫌いだ 恋人を連れて行ってしまう あの黄金色の道には君が佇んでいる ベンチに座って肩を寄せ合った黄昏の時 沈んでいく紅い太陽に目を細め微笑む 色褪せていくもの 欠けていくもの それは君の記憶 愛しい僕の恋人 秋の小道に君がいる 君の顔をすこしずつ忘れていく 笑った顔も 怒った顔も 泣き顔も すこしずつ木の葉のように枯れていく 秋風に木の葉舞うとき もう君の顔も忘れてしまった僕を 君は僕のいちばん大好きだった笑顔で 笑って許してくれるだろうか +++++ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月12日 01時04分34秒
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