テーマ:☆詩を書きましょう☆(8465)
カテゴリ:詩~切ない想い~
風車が廻る くるくる くるくる あの子の右手の赤い風車 懐かしい記憶 烏が鳴くから 帰りましょ またね また明日ね そう手を振る秋の夕暮れ 風車が廻る くるくる くるくる ふたりで遊んだ原っぱ 君の着物の裾を 風がもてあそぶ いたずらな風と 紅い髪留め 大人になった君へ 少女から娘に 君はさながら蝶のように とても美しくなったよ わたしも君に似合う男になれただろうか 夕陽が影を伸ばす 重なるふたつの影 細く柔らかな肩を 生涯愛そうと誓った 風車が廻る くるくる くるくる くるくる くるくる あの子の右手の風車 わたしは青い あの子は赤い 懐かしい声 懐かしい記憶 そして風 黄昏に染まるこの原っぱに まだ君が立っている 風のいたずらに裾を押さえ 風車を見つめながら +++++ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月05日 23時27分50秒
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