テーマ:☆詩を書きましょう☆(8505)
カテゴリ:詩~切ない想い~
月灯かりの道を 琥珀色の影が通る 通る風は金色 貴女がつむぐ 無色の歌声 白く冷たい陶器のような いえ それは昔 遠い昔 琥珀色の長い御髪が 緩やかな曲線を描き 肩を滑り 貴女がわたしを 抱いていた頃 白くしなやかな御手に 情愛を込めた口付けを散らして わたしが貴女を 抱いていた頃 それも 見果てぬ夢の そのまた夢 幻のように 走り去る 貴女の愛おしさも わたしの不甲斐無さも 何もかも 失くしてしまうように 月明かりの道を 琥珀色の影が 通る風は金色 儚くも鋭い刹那が わたしの瞳を 永遠へと導いた 無色の愛しい夢 色鮮やかな 面影を映して ++++++ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月09日 22時09分22秒
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