カテゴリ:きもの
きれいな生花の数々を見せていただき、心洗われる思いです。 生花は、その作品ひとつひとつが小宇宙であり、ひとつの世界を築くものだと思うので。 たくさんの作品に、たくさんの世界を見てきました。 お茶席もあって、お茶、お菓子もいただきました。 せっかくここまできたのだからと、拝観料も払い、お庭や法堂(はっとう)も見てきました。 法堂の天井に描かれている「双龍図」をいちど見てみたかったのです、以前から。 写真は(左)法堂の天井「双龍図」。(右)しだれ桜とiku。(ikuはいらんて?) お寺にしてはめずらしくカメラOKの建仁寺。 京都に住んでいても、案外どっこも行った事がないので、建仁寺も初めてです。 町中のお寺やのに、広々としてて落ち着く空間。 後に、祇園あたりでお昼をいただき、美味しい和食に話しもはずむ元大家さんと私。 普通は、引越したらそれで縁もきれるものだけど、引越して3年たってもおつき合いさせていただいてます。 大家さんは、ものすごくパワフルで明るい女性なのです。 面倒見がいいというか、ほんとの意味で優しい方です。 6年前くらいかな。前に勤めていた会社が給料未払いで、110万円くらいを泣き寝入りしたのです。 給料払うと言ってた社長が自己破産をして、その時の裁判に、諦めていた私は行く気もなかったんやけど、大家さんは「納得いかない!」とおっしゃって、私を裁判所まで送ってくれて一緒に裁判の行方を見て、裁判長さんに「何とかならないのか!」と意見もおっしゃってくださって。 うーん、赤の他人の私にここまでしてくださるなんて…と感動しました。 倒産の前にその会社は辞めて、(このままでは死ぬと思ったので)独立というか個人で仕事するようになったんやけどね。結局給料未払いは払われず。 人生最悪の時期でした。ものすごくお金に苦労した時期。公私ともにひどい時。 不思議やったなあ、社長のあの根性。 そして、未払いがふくらむ前にさっさと会社を辞めてしまわない中途半端な優しさの自分の根性も。 正しい人はさっさと辞めるし。 かなりのんびりしてる私やけど、あの社長だけは今度会ったら殴ってもいいと思う。 でも人なんか殴りたくないから、たとえ偶然でも会いたくない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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