退院の目途が立ちました
ここ1ヶ月半、家内が入院中である事を利用して、自分でもびっくりするくらい、しゃかりきになって動き回り、患者・家族の会の立ち上げや調べ物等をしていました。しかし、人工呼吸器に関する知識については、今回は必要がなくなりそうです。 人工呼吸器による呼吸を円滑に行うため、肺胞を膨らませるPEEPと呼ばれる圧力をかけていました。最初は7cmH2O だったのですが、11月6日のPEEP圧6を皮切りに、ほぼ1日置きに2ずつ低下し、12日にはゼロになりました。14日には、人工呼吸器を外し、1リッター/分の速度で、酸素を家内の喉元に着けた人口鼻に送っていました。所が、16日にはその酸素もゼロになり、全くの自発呼吸に移行していました。神様が居るとしたら感謝です。 17日に病院に行った所、看護師さんに「今日、胃ろうの交換をする予定だったのですが、高熱が出たので取りやめになりました。」と言う話を聞いて、びっくりしました。元々、胃ろう交換での入院を予定していたのですが、物事がこんなに速く進行するとは聞いていなかったからです。丁度、教授回診の日だったので、その機会に担当の医師をつかまえ、話を聞く事が出来ました。 「胃ろう交換は来週に回すが、このままで行くなら、来週末には退院できます。痰の吸引や誤嚥防止のためにも、気管切開したままの方が良いと思う。カニューレは、2週間に1回、訪問医に交換してもらって下さい。これから、痰の吸引法などについては、看護師から教わって下さい。」と言うような事でした。 痰の吸引がどの様な頻度で必要になるのか分かりませんが、ほぼ入院前と同じ状態に戻れるのかなと思っていました。所が、担当ケアマネに聞きますと、「気管切開したままでは、今まで頼んでいたショートステイは無理だろう。デイサービスについても聞いてみないと分からない。以前断られた事がある。」という事で、今後のケア計画を至急作成してもらう事にしました。 いよいよ、家内を家に迎える準備です。まず、散らかし放題にしていた部屋の掃除から始めています。