Who is “JIRO”?

１９日，日曜日。
朝からＡ子が具合が悪いと言う。
私は相変わらずの朝寝坊で，次女を学校へ送ってきたＡ子と入れ替わりに起きた。

ベッドに横になってＡ子は，
「熱はないけん，風邪やろう。」
と言った。
「予防接種しとるけん，熱の出にっか（出にくい）だけかもしれんよ。」

私は自分が部活動を休んでいるので三女の部活動を見に行くこともないのだが，今日は当番でＡ子が出る予定だった。仕方がない…私以外に代打はいない。
朝届いた「週刊碁」を持って，中学校へ向かった。
約２時間半部活動を眺めたあと，三女と一緒に帰宅した。
…保護者の立場では気楽だよね。

昼食を摂る気にならないと言うＡ子のために，リンゴとイチゴ，滋養強壮ドリンク，葛根湯を買ってきた。
でもなぁ…，オレはインフルエンザだと思うな…。
「救急病院に行って検査してみればすぐにわかるさ。」
と言っても，
「動く気にならん…。」

夕食は少し気分が持ち直したＡ子も一緒に，５人でうどんを食べに行った。
「やっぱり風邪やったとばい。」
と，Ａ子は言った。
「それにしたって，いつも『手を洗いなさい』って言いよるあんたが真っ先にダウンしてさ。『なんじゃ？』って感じやね。」
「ま，確かにね。でも，インフルエンザだけは持ち込まんごとせんば…。」

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今朝，５人とも普通に家を出た。
私は，１時間休みを取って一足先に帰ってきた。
少し経って三女が帰宅。

…そして，Ａ子から電話。
「インフルエンザやった。もう熱は下がっとっとばってんね。明日は休めって言われた。明日の代教の用意ばしに一回学校に戻ってくる。」
見てみろ…。やっぱりね。今日はばらまいてきたわけだ。

受験生の長女にうつすならいまのうちだな…。