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テーマ:たわごと(26796)
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入試2日目。
今日もバイクで高校へと向かった。 昨日よりも早く生徒が集まってきた。 なぜだろう?? その中の一人が言った。 「先生。受検票忘れました。」 結構,冗談も言う生徒だったので半信半疑だった。 「本当に忘れたとか?」 「マジです。」 「わかった。せっかく早う来とるけん,事務室に行こう。」 あとの生徒たちはその場に残して,その生徒と2人で事務室へと向かった。 玄関を入ろうとすると鍵がかかっていた。でも,事務室の人はすぐに気づいてくれた。 「どうしましたか?」 「受検票を忘れた生徒がいまして,再発行していただけないかと…。」 「どうぞ,お入りください。」 いつも受検書類を点検する机の前に座らされた。 「担当者が,まだ来てないんです。受検番号と名前をよろしいですか?」 「○○番の××△△です。」 生徒はさすがに緊張していたようなので,私が答えた。 こういうこともあろうかとこの高校の受検者全員の名簿と受検番号の控えは用意していた。 そうでないと,私まで慌ててしまう。もしそうなると,生徒は絶対に動揺する。 待っている間に隣に座っている生徒に聞いてみた。 「緊張するか?」 「はい。」 「これもいい経験やな。」 「…」 担当の方が出勤してきて,受検票は再交付された。 「これが受検票です。家に忘れてしまったほうの受検票はこれで無効になります。今後は必ずこちらの受検票を使ってください。」 「はい。」 と生徒が答えた。 「どうもありがとうございました。」 2人して礼をして,いったん校舎を出た。 集合場所に戻ると,まだ決めた時刻にはなってなかったが生徒はほとんど集まっていた。 点呼をして,確認。 全員いる。 昨日と同じくらいの時間に体育館へと連れて行った。 また,数人の女子が握手を求めてきた。 「先生,私は数学が苦手なんです。」 最後の試験科目が数学だ。 「大丈夫。頭が真っ白になったら,1回深呼吸しなさい。」 「はい。」 やっぱり,可愛いものだ。 職場に戻ると,これといってやることもなく…。 同学年の同僚と一緒に卒業生台帳の点検。一箇所間違いを発見し,手直しをした。 卒業証書の点検。こちらは問題なし。 今頃受検している生徒たちは数学に苦しんでるのかな?? そんなことを考えながら過ごした。 今日は病院の日。 主治医は, 「来年度の仕事の分担が決まってから,薬の調整をします。それまではこのまま行きます。いいですか?」 と言った。 「わかりました。」 特に不都合なことはなかった。 ただ,今年度の主な仕事はすでに終え,来年度のことを考えると不安になる。 今年よりもきつくなるんだろうな。 いままで楽させてもらっているんだから,きつくなって当たり前。 でも,苦しいんだよね…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/03/15 06:33:33 PM
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