2勝3敗。
教職員の囲碁大会に出場した。やはり,最近の調子通り,どの碁も苦戦を強いられた。Aクラスは五段以上でオール互い先。1回戦。このクラスのお世話役の人。「最初から強豪に当たっちゃったなぁ。」と言いながら席に着く。「そんな大したことないですよ…。」こっちは心の中でつぶやく。今の調子なら,下手すれば全敗である。押されてやばい状態から,相手陣に打ち込み周りの石を取って逆転勝ち。まずは1勝。ホッとする。「勝っとったとにねぇ。」相手の方は悔しそうであった。2回戦。近年クラスを上げてきた人。Bクラスではほとんど毎回優勝していた人で結構強い。中盤の攻め合いで強手を放たれ,討ち死に。投了。逆転しかかった場面だっただけにちょっと残念。でも今の自分には,見所を作るだけで精一杯だったかも…。3回戦。オール互い先なので段位は関係ないが,ほとんど負けたことのない六段の人。お互いに模様を張って,こちらペース。先に敵陣の中でコウを仕掛け,生きることに成功。あとはこちらの陣中の石を仕留めれば勝ち…だったのだが,生きられた。地合で足りず,投了。4回戦。白番だったが,ちょっと,冷房がきつく感じるようになり,早打ちをしてしまった。今日初めて数える碁になったが,盤面でも十分に残っていた。5回戦。2勝2敗だったが,くじの関係で4連勝で優勝確定の六段の人との対戦。一昨年の県大会では決勝でこの人に勝った。押されながらも踏ん張り,あちらのミスが出て優勢を築けるか…というところで,大失着。大損をして,投了。「西川さんらしくないミスだったね。どうかしたの?」と言われてしまった。規定の5回戦を終え,そそくさと退散。「今日はちょっとおかしかったみたいね。」「また,来年がんばって。」現役での出場者はほとんどいないので,逆に励まされてしまった。帰宅途中のバスの中で,メールでA子に報告。「2勝3敗。帰ります。」しばらくして返信があった。「2つ勝てたからよかったじゃん。不本意だろうけど,こんな年もあるさ。お疲れさん。」やっぱり,最近の元気のなさから予想していたんだねぇ…。ごまかせないなぁ。あはは…。