Who is “JIRO”?

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• まったり，まったり…

  誰だ？昼寝はしないとか言ってたのは。疲れが全然ぬけなくて，今日も昼過ぎまで寝ていた。いったいいつの疲れだ？？？外は今にも泣き出しそうな曇り空。このドンヨリとした空には…「ハリー･ポッターと不死鳥の騎士団」がよく似合う。せっかくＤＶＤを買ってきたのに，我が家では買ってきた当の私だけが見ていない。見ようと思って，階下に降りる。撮りためたテレビ番組が目にはいる。「先にこっちを見なきゃ，見逃してしまう…。」方針を転換して「本当は怖い家庭の医学」と「探偵ナイトスクープ」を見た。さて，ではいよいよ「ハリー･ポッターと不死鳥の騎士団」…見始めたのだが…子どもたちが帰ってくる…。や～んぴ。いつでも見れらぁ。また，２階の寝室へと戻った…。まったり，まったり…。さて，寝るか…。

  2007/11/27

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• 三日坊主

  今朝，他の家族が出て行ったあと…寝た。やっぱり疲れてたんだねぇ…。と言い訳をしておく。昼飯は抜いても何ともないが，薬を飲まなければならない。昼の１時過ぎにゴソゴソと起き出して，活動開始。かねてからの懸案だった，オヤジのＰＣのメンテナンスをしなければならない。ウィルス対策ソフトのバージョンアップだ。私は我が家のパソコンも含め，いまは６台のＰＣのメンテナンスを行っている。職場の分から解放されているし，時間だけは十分にあるから，ずいぶん楽である。谷を隔ててほぼ正面に位置する実家へ向かう。父も母も外出中だったので，合い鍵で実家へ侵入。その昔は自分の部屋だった，両親の寝室へ入り，父親のＰＣの電源を入れる。父親のＰＣはインターネット囲碁専用機のようなものである。年賀状を作るわけでもない。プリンターも買ったが，まったく使わない。少々もったいないが，本人はそれで十分満足している。メールソフトを立ち上げて，メールチェックをする。山のようにメールが入ってくる。要するに，まったくメールチェックをしないわけだ。ちなみに，私の個人用ノートＰＣで父の分も母の分もメールチェックできるように設定している。メールが届いていることを教えないと，メールチェックをしない人たちである。使い方を教えてもなかなか覚えないし，私も諦めている。こちらでメールの内容はほとんど把握しているから，いいことにしよう。それにしても…。５人しかいない孫のうち，中学生の３人（うち２人は我が子）から，メアドの変更のメールがずいぶん前に届いている。むなしいものだ…。アドレス帳を修正しておく。そうこうしていると，母が帰り，父が帰り，我が末娘（実家も小学校の校区内なのでこちらに帰るようにさせている）が帰り…，こちらもバージョンアップ作業を終えて，娘を連れて家に帰る。家には長女が帰って来ていて，すでに風呂上がりであった。16:45である。すぐに下の子に風呂にはいるように指示，上の子には洗濯物をたたむように指示。私は外出用に服を選び，風呂に入る用意をする。今日は家族でインフルエンザの予防接種に行くのだ。病院は18:00まで。Ａ子は職場から直行。次女は部活を途中で抜けて，徒歩で病院へ来る。風呂上がりの３人とＡ子と次女。17:15無事に病院にて集合。大急ぎでＡ子と手分けして問診票を書く。今日は予防接種を受けに来ていると見える親子連れが多かった。一家総出というのは珍しいようだったが…。今年はインフルエンザの流行が早いようである。５人で15,000円…。考えさせられる値段だが，これで健康が保てるのであれば安いと言えるかもしれない。我が家では長女が受験生なので，「転ばぬ先の杖」である。来年も次女が待っている。子どもたちは２回目の接種もある。やはり，結構な出費である。とにかく，我が子の受検の合格を祈るしかない。更新作業しながら，寝てしまった…。なんてこと!?それでも，26日付になるんだ…。初めて知った。

  2007/11/26

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• ３日連続昼寝抜き

  今日は囲碁教室だった。結局今日はエースは来なかった。塾にも行っているらしいから，忙しいのだろう。残念。他の子と２局対戦した。ハンディを軽めにして，ゆっくりと長所，短所を指摘しながら打った。やっぱり，伸び盛りの子たちは吸収が早い。私が相手をする子たちは有段者クラスなので，結構難しい手をひねり出してきたりもするが，本手にはかなわないことを改めて知ることになる…。一言一言をうなずきながら，聞いている。納得できている様子…。楽しかった。昼からは親子３人で歯医者に行った。私は毎月行っているが，あとの者は行ったり行かなかったりである。マメに診てもらっていると，さすがに虫歯にならない。今日は歯にフロスをかけてもらうときに衛生士さんが「ちょっと質問していいですか？」ときた。顔を見て，間違いなかったんだ…「あぁ，オレも声かけてみようと思ってたんだよ。」教え子である。念のため，名前を確認する。「覚えてくれているか心配でした。」「担任してた子の名前でも出てこないときもあるからね。特に女の子は印象が変わってしまうからさぁ。」「前回，いらっしゃったときにアレッと思ったんですよ。」「オレも，オレも。帰ってから卒業アルバム開いて確認したもん。」「こんなところでお会いするとは思いませんでした。」「そうだよね。キミにこうして歯磨きしてもらうなんて思わないよね。家から通ってるの？」「はい。」「もう，２３，４才だよね。」「２３です。」元気そうで何よりである。「いまはどちらにおつとめなんですか？」「ちょっと病気してね，今休んでるの。今度の４月から復帰する予定。」「そうなんですか。」ひとしきりしゃべったためか，３人のうちで一番最後になってしまった。次の患者を呼びに来たとき，こちらを向いてニコッとしてくれた。教え子っていいモノです。こうして，昼寝をしないまま，これから夜の部へと旅立つのでした…。

  2007/11/24

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• 青春の想い出

  明日から期末テストだというのに，うちの２人の中学生はなんだか余裕の構えである。特に上の子は昨日三者面談があったばかりだというのに…。親に似て，どこかネジが１本足りないのかもしれない。私は，「勉強しなさい」とは言わない。自分が親に言われて勉強したことがないから…。言われるとむかつくだけだった。自分で勉強しようと思ったときにやる。それが今流行の「オレ流」である。その善し悪しは別問題として，言ってもやる気がしないものは言うだけ無駄である。自分が「ヤバイ」と思えば，誰でもやるでしょう。そもそも，試験前だからやる，と言う考え自体がおかしいと思う。いつものようにやっておけばそれでいい。テストは自分の理解度を測る材料である。テストのための勉強など必要ないと，勝手に思っている。一方，Ａ子は言われなくてもコツコツ勉強をやって来た人である。勉強する姿勢をなかなか見せない我が子に腹が立つらしい。「早う，風呂に入って，勉強せんねっ！」燃えているのは母親ばかり。「あんまり早く入っても，眠くなるんだよねぇ。」勉強しなさいと言わない私が言うのも何だが，我が子の試験の点数はいいとは言えない。少なくとも自分の中学時代よりは相当悪い。しかし，点数に引き替え，通知表の評定はまずまずである。これは，授業態度がいいとか，学習に対する意欲や興味・関心が高いことを示している。もちろん，悪いことではない。さらに，しかし，高校入試に関しては，それがいいとも悪いとも言える。つまり，調査書（いわゆる内申書）の成績がいいのに，実際の学力検査の成績はさほどでもない，という結果を招く。これは，行き着くところ，昨日の話に戻ってしまうが，「一般入試」より「推薦入試」向きだということである。今日話をしてみたら，上の子は推薦入試にしようかなと思い始めているらしい。それはそれで，結構なことである。目の前にあるチャンスを確実に生かすというのもひとつの立派な方法である。私は「推薦」は嫌いだが…。そんなこんなしていると，何を思ったか，女どもで手編みのセーターの話になったらしい…。「あんたたち，お母さんが手編みしいきれんって思うとっと？失礼な…。」と言いながら，２階へ上がってくる。おいおい，勉強じゃなかったんかい？？「お父ちゃんがあんまり着てくれんだけでね，ちゃんと編んでやっとっとやっけんね。付き合っとるときに，セーターとカーディガンと２枚はやったね。」よく覚えてない…。自慢じゃないが，もらい物を覚えておくのは苦手である。生まれて初めてもらった手編みのセーターのことはよく覚えている。Ａ子からもらったのではない。その昔，私を好きになってくれた子が，一生懸命編んでくれたものだ。お世辞にも，うまいとは言えなかったが，その「一生懸命さ」がよく伝わってきて，素直な気持ちで「ありがとう」と言えた。次に会ったときにはちゃんと着て行った。でも付き合わなかったんだよねぇ。もったいない…。別の子に手作りのクッションをもらったこともある。それも結構手が込んでいた。私のネーム入りクッション…。しばらく自分の車の後ろのシートに乗せておいた。その子とも付き合わなかったんだよねぇ。もったいない…。私は自分の中で「この子」と思う子がいたら，他の子とは絶対に付き合わない。でも，肝心の相手には，なかなか告白できない。そういう，優柔不断なヤツだった。それで，今にして思えば，何度もチャンスを逃してるんだよなぁ。あぁ，もったいない…。それはまた，エッセイ集でも出すことにして（つまらん内容になるでしょうね。なはは！），Ａ子は収納ケースの中から１枚のカーディガンを引っ張り出した。確かに見覚えがある。「せっかく編んだけど，お父ちゃんは全然着らんもんねぇ。」「じゃ，あたしが着るよ。」そういう問題じゃなかろうが。「ここがね縄編み，ここはゴム編みっていうんだよ。でもゆるんじゃったねぇ。」昔懐かしい，羽賀研二がモデルをしている編み物写真集らしきものを出してきて，「これこれ。」と指さしたところを見ると，確かに，同じカーディガンを羽賀研二が着ている。どうでもいいけど，今は拘置所の中なのかな？彼は。「こっちのも編んだんだけど，お父ちゃんにはやってないもんね。」「誰にやったんだろうねぇ。」まぁ，見当は付く。私が言うのも何だが，若いときのＡ子はとても可愛かった。Ａ子はモテたから，男性遍歴があるのだ。そんなに多くはないが…。こともあろうに，それを私はだいたい把握している…。せっかくだから，出してくれたカーディガンを寝るまで着ておくことにした。さて，いい夢が見れるかな？？

  2007/11/20

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• 三者面談

  今日は長女の三者面談だった。もう，世間はそういう季節なんだ…。せっかく(？)休んでいるので，「オレが行こうか？」と言うと，Ａ子は「あんたが行ったらちょっといやらしかろう…。」と，失礼なことを言う。「先生が嫌がるんじゃない？」「そりゃあ，そうかもしれんね。」長女も，「先生が緊張するかもしれん。」「まあ，よかったい。オレはどっちでもいい。○○(長女)の現状がどんなもんかもだいたいわかる。あんたが行ってこんね。オレが行くってしたら，今年しかチャンスはないって思うただけさ。」夕方，Ａ子といっしょに長女が帰ってきた。Ａ子は少々ショックを受け，長女は平然としていた「あたしは，あんな状態って思わんやった…。」「なんて言われたと？」「志望校の合格率をＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄで言うと，Ａの一番下ぐらいですね，だって。」「いつものテストの点数からいうたらそんくらいのもんてわかるやん。Ｂよりいいってことやろう？別に悪うもなかたい。」「でも，余裕で受かるくらいにおるかって思うとった…。」こんなことを言うとなんだが，私もＡ子も，高校受検は公立の進学校一本であった。だから，Ａ子は娘のいまの成績が悪く思えて仕方がないのだ。ただ，私は中学生の現状をＡ子よりも詳しく知っているというだけのことである。「別にそげん心配せんでよかとって。受かる，受かる。気いさえ抜かんやったらね。」そういえば，この担任には夏休みの家庭訪問時に「推薦を受けませんか？」と勧められたのであった。しかし，推薦入試をただの「楽な受検方法」と勘違いしている親が多い現状や，校長の推薦を受けた場合，高校入学後の生活態度まできちんとしないと後輩が迷惑するというような話を娘にしていたので，娘は推薦希望を出さなかったのだ。Ａ子にも，「推薦を受ける生徒は，他の生徒の手本になるような子でないといけない。校長がお墨付きを与えるんだから…。○○がそれに値するとは思わない。学校でまじめにやってるとは思うけど，取り立てて何をがんばったっていうのもなかろうもん。先生は推薦書で何を元にして推してやるとやろうか？オレが担任やったら，○○は絶対に推薦はせん。」と，言っておいたのだった。「推薦を勧めたのに，推薦希望を出さなかったのは○○を入れて二人だけやったって。他の子を推薦希望で出すのに，○○が推薦希望出さないのはもったいないと思ってですねぇ，って言われたよ。」「そげん心配やったら，受検の機会が２回あると思うて推薦希望ば出したらよかたい。公立の推薦は，合格内定者の人数の決まっとるけん，落ちることも考えとかんばね。それと，推薦入試で合格したもんは早う内定の出るけん，気の抜けてしまうヤツも多かとぞ。それもようないとやもんね。」もう，志望校を決める時期である。推薦を受けるならそれなりの準備もいるが，娘は一般入試で受検するつもりのようだ。これから，どうするか，真剣な話し合いが始まることだろう。Ａ子の心配が問題なだけだと思うんだけどね…。もうちょっと，娘を信じてやってもいいんじゃないの？娘　「『金田一少年』ば見ようや。」Ａ子「なんば言いよっとね！少しは真剣に勉強せんねっ」これは，ちと，大変そうだ…。

  2007/11/19

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• おばあちゃんの一周忌

  今日はＡ子のおばあちゃんの一周忌だった。Ａ子のオヤジさんは結婚直後に入院して３ヶ月後に他界。その当時，お兄さんと弟くんは県外に出てて，島には子どもはＡ子一人残っていた。別居のままＡ子と結婚した私は，その３ヶ月間，毎週飛行機で往復していた。お母さんはお父さんの病室にいることが多かったので，私とおばあちゃんで留守番っていうことが結構あった。おばあちゃんは私のことを「ムコどん」とか「次郎さん」とか呼んでいた。親戚が集まったときには，よくうどんを作ってくれた。昔はうどん屋をしていたこともあったそうで，とてもうまかった。私はうどんが大好きなので，よくおかわりした。おばあちゃんはそれを喜んでくれていた。当時は家の離れのようなところで一人で生活をしていたが，家庭環境の変化とともに，それもできなくなってしまった。そうして，老人ホームでお世話になることになった。初めは家族や親戚の訪問を楽しみにし，会いに行くたびに喜んでくれた。ところが，数年の内に記憶が近い方からしだいに薄れていった。私や子どもたちのことが分からなくなり，ついにはＡ子のことも分からなくなり，そして，会いに行っても寝たきりで何の反応を見せることもなくなってしまった…。あんなに元気だったのに…。意識もあるのかどうかもわからない。そういう状態のまま，１年前に亡くなった。最近，人の一生ってなんだか，とても儚く，切ないものに思えてきた…。「夜の部」へ出陣！「夜の部」２戦２勝！

  2007/11/17

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• 明日は…法事。

  今日は幸い筋肉痛にはならなかった。明日かもしれない…。明日は待ちに待った土曜日…のはずなのだが，明日に限ってはＡ子の祖母の一周忌でＡ子の実家まで日帰りをする。とは言っても，離島なので結構大変である。飛行機でピャ～と行って，ピャ～っと帰ってくる。そのために，今日は散髪にも行った。普段は伸ばしっぱなしの無精ヒゲもサッパリと剃ってもらった…。Ａ子の実家と言っても，もうすでに父も母も亡くなった。お父さんは我々の結婚式の３ヶ月後，肺ガンで亡くなった。６３歳だった。だから，お父さんは３人の子を持ちながら，真ん中の子であり，一人娘であるＡ子の結婚式にしか出ることができなかった。お母さんは３年前にくも膜下出血で，突然亡くなった。７２歳だった。老人ホームに入っていたおばあちゃんが最後に亡くなった。９５歳だった。それから１年である。いま，Ａ子の実家には独身の兄が独りで住んでいる。やっぱり，家を守るのは兄の役目ということだろう。Ａ子の父が亡くなるとき，この兄のことを一番心配していた。妹が結婚した時点で，付き合っている人がいなかったからである。弟にはそのときはすでに結婚を誓い合った人がいて，父もそのことを知っていた。「○○（弟くん）の結婚式にも出たかったな…。」ポツリとつぶやいたことがあったそうである。その言葉を思い出すたびに涙が出る。それからというもの，私は人の結婚式に呼ばれるたびに涙があふれた。オレが結婚するって言い出さなきゃ，お父さんももう少し早く病院にかかったんだろうに…。助かったかもしれないのに…。その思いはいまでも消えない。弟くんの結婚式では父のことには触れないように司会の人に頼んでいたようだが，そういうわけにもいかず，こちらの親族は皆，涙であった。その弟くんもいまは一男一女に恵まれ，その島に住んでいる。一方，兄はいまだに独身である…。父母のいなくなった実家というのは，やっぱり，芯の抜けた鉛筆みたいな…変なたとえ…，決して居心地がいいものではない…。別に気を遣う必要はないのだが，お兄さんも「客」を迎える用意が大変だよな，という思いがあって，しだいに泊まる日数が減少してきた。日帰りならば，布団の用意も必要ない。関係ないが，私も「夜の部」には行くことができる。というわけで，残念ながら明日は中学生の宿敵との対戦はない…。一週間後の２３日（勤労感謝の日）は，ジュニア囲碁大会である。県内の小中学生が，県代表レベルの強者から超初心者まで一堂に会して開催される。私は，主催者から手伝いを頼まれている…娘（小５：超初心者）の碁が見られない…。

  2007/11/16

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• 昨日の話はどこへやら…

  今日も，１日のんびりと過ごした。うつらうつらしている時間が長く，昨日の病院での話は何だったの？という状態。もう少し長い時間起きておくつもりだったのにな。体がこのサイクルになれてしまったのだろうか。今日の夕食は，久しぶりに外食することになった。Ａ子が疲れたと言う。小学校のバスケットボール部に入っている末っ子の練習が終わるのを車を止めて待っていた。すると，中２の次女が小学校のグラウンドに出て，逆上がりを始めた。なかなかうまく回れない。「なんや，お前，逆上がりもできんとか。」「できるよ。久しぶりやっけん一発でできんやっただけたい。」次はちゃんと回った。「お父ちゃんやったっちゃできるぞ。」ところがどっこい，こっちも一発では回れなかった。「お父さんもできんたい。」「鉄棒の低すぎた。」もう一段高い方に行って，回って見せた。「お父ちゃんは高鉄棒でやったっちゃでくっとぞ。」「高鉄棒は砂場の向こうにあるよ。」一人でてくてく歩いていく。見に来るつもりはないらしい。久しぶりに高鉄棒で逆上がり…できなかった。運動していないために筋力が落ちたのか，体重が増えたからなのか。いい線まで行くのに，回ることができなかった…。悔しい…。「お父さん，出てきたよ～。」呼ばれて車に戻る。くそー，できんかった。「どうやった？」「できんやった。運動しとらんけん，体力の落ちたとばい。」「トシさ，トシ。」と、Ａ子が軽く言ってのける。ラーメン屋に入った。女性のイラストがあった。長い髪が波打っている。それを見ながら次女が言う。「前はお母さんもこんな髪型してたんだよね。」「お父ちゃんと付き合ってた頃こんな髪型やったなぁ。お母ちゃんもかわいかったとばってんなぁ…。」「じゃあ、今はどういうこと？」「すっかりオバちゃんになってしもうとるやっか。」「かわいそう。お父さんもオッちゃんになっとるたいね。」「そうたい…。」なんてことはない会話だが，トシとるって，当たり前だけどさびしいことですなぁ…。明日、筋肉痛にならないことを祈る。

  2007/11/15

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• 「楽天ブックス」で，お買い物！

  ご覧のように，昨日(11日)から「楽天ブックス」の広告をHOMEに載せてみました。パチパチパチ…。以前，「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」のＤＶＤをコンビニ払いで予約しておいたが，発売がまだ遠いので利用した実績にはなってない。そこで先週の話…中２の娘曰く。「お父さん。『君空』(美嘉)のほしかとばってん，インターネットで注文してくれん？」「インターネットで頼むとはよかばってん，送料のかかるけん，何冊かまとめて買うたほうがよかったい。他にこれっちゅう本はなかとか。」「ないんだよね。それに，できるだけ早うほしかとけど。」「なんで。」「今度の日曜に映画ば見に行くけん。『恋空』ばさ。」「何か関係のあっとか。」「関係のあっけん欲しかったい。」「じゃあ，送料のかからんごとして頼んでやるけん，金出せよ。」これこそまさに，コンビニ注文の出番だ！「君空～KOIZORA ANOTHER STORY～」っていうんだ。知らなかった。映画と関係あるわけだ。娘はさっさと私に金を渡しに来た。消費税はポイントから出してやることにして，ちょうど1,000円ポッキリ。「届いたら取りに行ってきてね。」おいおい，オレが行くんかい。まあ，学校とは方向が逆だし，しょうがないか。さて日曜日に間に合うかな？？頼まれたのが６日(火)で，７日(水)に発注。注文確認メールはすぐに届いたが，肝心の「コンビニへ到着しました」メールがなかなか来ない。自宅に送ってもらうほうがやっぱり早いのかな？と思いながら待っていたが，ついに土曜日になっても来なかった。昨日の日曜日，中３の娘と中２の娘がそれぞれの友達とグループで同じ映画館に，同じ映画『恋空』を見に行く。ガッキーが主演って知ってたら，お父ちゃんも見に行ったのに…なんて，おじゃま虫。「何で，駅まで２回も送らないかんの。同じ電車で行け！」「だって，待ち合わせの時間の違うとやもん。」「ちゃんと相談しとけ！」って言っても，それは，我が家だけの都合だから，無理っちゅうもんですな。結局，娘たちが出て行ったあと届いた。待ちに待った「コンビニへ到着しました」メール…。しかたなく，私がコンビニまで取りに行った。お名前と受取注文番号が必要です，と。ネット画面を印刷して受け取りに行った。まあ，注文番号を伝えるだけで，あとは普通の買い物と変わらない。せっかくだから，先週買い忘れた「totoBIG」もついでに買っておく。今週もキャリーオーバーしますように…。夕方，すっかり暗くなって娘たちは帰ってきた。帰りはなぜか同じ電車だった。やればできるじゃないか。車の中では友だちともども…「ねー泣いた？」「私，泣いたけんねー。感動。もう，ボロボロやった。」「私は泣けんやった。となりの人がものスゴ泣きよってさぁ…」などなど。中学生の女子が固まると，とにかくうるさい。さて，家に着くなり中２娘が聞いてきた。「ねえ，来た？」「来とるかどうかは，よーく見ればわかーる。」キョロキョロ…まだ封の切られてない楽天の封書発見。「おー，来とる，来とる。」ビリビリ，バリバリ…「おー，これこれ。」（そりゃそーだろ。）「おい，ちゃんとゴミ片付けろよ。」「はーい。」今朝，ちょっと聞いてみたら，もう９６ページまで読んだそうな。そのくらい勉強にも集中してくれたら，もうちっとマシな成績になるんだろうに…。親の欲目というものだろうか…。

  2007/11/12

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• 「ばあちゃん」と「おばあちゃん」と「ばあちゃん」と…

  今日は母方の祖母(｢おばあちゃん｣と私は呼ぶ)の89回目の誕生日である。グループホームに入っている祖母は，今日はホームの方で用事があって，みんなで行動するから，「11日は来るな。」との指令があったらしい。長年，五島で一人暮らしをしていたが，トシとともに子どもの世話にならざるを得なくなってきた。そこで，五島の家や墓をすべて引き払い長崎へとやって来た。一時はボケて，どうなることやらと思っていたが，グループホームに入ってからはなかなか快調らしい。聞いてみると，そのボケてた期間の記憶がない…。人間の脳はなんとすばらしい…というか，いったいどういう作りになってるんだろうか？？？この祖母の母つまり私の曾祖母(｢ばあちゃん｣と私は呼んでいた)は101まで生きた。なにしろこの曾祖母は本当に元気で，私は，ばあちゃんは死なないだろうと勝手に思っていた。ある日老人ホームを下見に行って，「あがんところにおったらボケてしまう。」とか，やや病気がちだった祖母を捕まえて「この子の死ぬまで，わしゃ死なれん。」という名言を残した強者である。まだその記録までには１２年もある。早くに離婚し，子ども７人を育て上げた祖母。７人の内，１人は先日の話に出てきた叔母で，すでに死亡。残りの内２人は精神病院に入院。１人はアルコール中毒の伯父。私が子どもの頃，何度か家に訪ねてきたことがある。酒のにおいをプンプンさせながら…。そのたびに母がしかめっ面をしていたことをよく覚えている。もう１人は若くして精神病を患い，そこで時間がストップしてしまった叔父である。その叔父には叔母が亡くなる前後，１度だけ面会に行ったことがある。話には聞いていたが，初めて会うことになって少々緊張した。母のことは理解できていた。「姉ちゃん，元気にしとっとね。」とか話をしていた。姉のことは時間が止まったときの「赤ちゃん」という認識で，目の前にいる高校生がその赤ん坊だということが理解できない。ましてや，その弟である私は，叔父の頭の中には存在しない人間なのであった。笑うしかなかった。悲しい笑いである。祖母はそんな子どもたちの様子を，ずっと見守ってきたのである。苦労人だ。長生きしていてほしい。いま，きちんと祖母のために世話ができる子どもたちは４人ということだ。その４人の中の１人である我が母は６６歳になった。中３を筆頭に小５まで５人の孫を持つ立派な「ばあちゃん」である。我が家の長女が生まれたとき，「ほら，ばあちゃんだよ」と言って，顔を見せたら「そげん，『ばあちゃん』とか言わんと。」とあからさまに嫌そうな顔をした日が懐かしい。でも，いまは押しも押されもせぬ「ばあちゃん」である。曾祖母はもちろん明治の女だ。私が生まれるときには，店を経営していた祖母が来れなかったために，代わりに曾祖母が母の介護に来たという。その当時，病院でも冬の暖房具としてはストーブぐらいしかなかったのだが，曾祖母は着ていた着物をストーブで焦がしてしまったらしい…。私の誕生のときの逸話として，何度聞かされたことだろう。そして，私はひそかに心に決めていた。「ばあちゃんが死んだときは，何が何でも葬式に出てやる！」以前，ばあちゃんに電話したとき，「○○（母）の息子の次郎だけど，ばあちゃんわかる？」と聞いたら「誰じゃろか，これは…」と周りの人に聞いている。たまたま私を知る親戚が近くにいたので電話を代わった。「ばあちゃんのようわかっとらんごたっけん，あとでちゃんと話しとくよ。」…私は母に「ばあちゃんももうボケたとばい。」と話した。母は「え～，そうやろうか。ばあちゃんがあんたんことば分からんはずはなかばってんねぇ…。」その数日後，ばあちゃんから私に電話があった。「わしゃあ，ボケとらんぞ！ちゃんとわかっとる！」…（笑）ばあちゃんは，８年前の１月，私の仕事の一番忙しい時期に旅立った。よりによって，こんなときに…。でも，物事はそういうものかもしれない。私が休むと他の職員にも迷惑がかかる。それを承知の上で私は上司に言った。「１日だけ休みをください。日帰りで行って来ますから。」そうして，無事，五島での葬式に参加したのであった。誕生のときのせめてもの恩返しである。棺の中のばあちゃんはとても小さかった。101歳の大往生は，お悔やみというよりもお祝いに近かった。昼間から大叔父たちと酒を飲み，語り合った。「お前の来てくれて，ばあちゃんも喜んどるぞ。」本当にそうだといいが…。「ばあちゃん，ありがとう…。」このばあちゃんに育てられた大正生まれのおばあちゃんも，なかなかのガンコ者だ。一度決めたら，なかなか引かない。「来るな。」と言われれば，誰も近寄らないのである。福岡に住む私の姉が，花を贈っておいたという話を聞いた。まあ，今日のところのお祝いはそれだけでも十分だろう。「89歳，おめでとう。おばあちゃん…。」

  2007/11/11

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• お墓参り…

  今日は１１月２日。母の妹である叔母の命日である。朝から，母とともに墓参りに行ってきた。関係ないが，我が母校の創立記念日も今日である。明日の「文化の日」と続くので，高校の３年間，毎年連休であった。私が高校１年の11月2日に叔母は亡くなった。34歳だった。わずか10歳の一人息子を遺して，さぞかし後ろ髪を引かれる思いだったろう。息を引き取る間際に心臓マッサージを受けていた叔母の姿，そしてその横で手を握り，最期を見守っていた叔父と幼い従弟の姿がいまでも胸に焼き付いている。叔母には，小さい頃からずいぶんかわいがってもらった。叔母というよりも，「お姉ちゃん」だった。生まれて初めて出席した結婚式が，この叔母たちの結婚式だった。出産後，叔母は病気になった。詳しいことは知らないが，叔母は１万人に一人というくらいの珍しい病気だったらしい。そのあとも，たびたび会う機会はあった。しかし，治療を受けながらも，しだいに体力が落ちていっていることは目に見えて分かっていた…。でも，誰もどうすることもできなかった。高校２年では１周忌，高校３年では３回忌であった。毎年学校が休みだったから，何の差し支えもなく法事に出席できた。医学がいくら進歩しても，「不治の病」って無くならないものだ。ウィルスとか病原菌が，医学の進歩に平行して耐性が強くなっているのかもしれない。鳥インフルエンザのように，いままでの病気の亜種みたいなものも出現したりして，まさにイタチごっこ…。まるで，人間の科学の力が万能になるのを阻止するかのようだ。自然界のものを決して侮ってはいけない。私は，その叔母の亡くなった年齢をとっくに越えてしまった。いまの自分の年齢での生活は，叔母には存在しなかった。そのことを思うと，たまらなく怖く感じることがある。いま命あることの幸せよりも，いつ死んでもおかしくないのだという恐怖のほうが大きい。私は小心者だ…。私が一番気持ちが落ち込んだ頃，「自殺する人って，きっとこんな気持ちなんだ。」と思える時期があった。幸い，自分に死ぬ勇気がなかったために，いまこうしてここに存在している。私の場合は，３人の我が子たちの将来の姿を見たい。ただそれだけだった。叔母も自分の命の期限を感じながら，そういう思いが人一倍強かったに違いない…。いま，自分が親になったからこそ分かることだ。叔父は男手ひとつで息子を育て上げた。あのとき１０歳だった叔母の一人息子も結婚した。叔母が早く亡くなったためにずいぶん疎遠になってしまったが，結婚式には呼んでもらった。叔母も，どんなにこの息子の晴れ姿を見たかったことだろう。従弟には子どもも生まれた。叔母の命のバトンはいまも確実に受け継がれている。もともと長寿の家系である。８年前に亡くなった曾祖母は百一歳の大往生だった。そして，もうすぐ卒寿を迎える祖母はどんな思いでこの日を迎えただろうか…。いろんな思いが交錯する１１月２日であった。

  2007/11/02

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