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2013年05月22日
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カテゴリ:おすすめ本☆絵本


気になって最後まで一気に読んでしまいました!

 

【送料無料】赤い指 [ 東野圭吾 ]

 

オチのオチのオチまで用意されている話の展開が、

話に出てくる将棋ように、まるで将棋を詰めていくような

加賀刑事の攻め方に引き込まれました。

犯罪がいかに日常の中にあり、弾みで生まれ背中合わせなのだと感じさせる。

被害者の気持ち、

どうしようもない加害者、

それを育てた親、

異常な状況に罪だとわかっていても守りたくなる気持ち、

罪を認めさせようとする親心、

親子の形もそれぞれで、どの親子の形も普通じゃないようで、

どこにでもありそうで・・・。

 

人間の心の弱さ、罪深さを突きつけられる、そんな小説なのに

読後感には人間の暖かさを少し残す、

東野圭吾という人は本当になんて凄い小説家なんだろう・・・。

 

中学3年生の息子が犯した犯罪をかばう親・・・、

信じられない馬鹿親だと思うけど、

もし、自分の息子が罪を犯してしまったら、冷静に判断が出来るのだろうか、

・・・・。


子育てって、失敗しようと思って子育てしている親はいないと思う。

どの親も一生懸命我が子を思って、成長を願っているのだと思うけれど、

どこで掛け違ったか、どこで間違ってしまったか解らずに、見えなくなってしまう。

そんな親にはならないように・・・

親の誰もがそう思っているはずなのに・・・

 

そして、親の大切さを見失う子ども・・・


切ないお話でしたが、


最後に、親子であるがゆえの絆を残し、色々考えさせられた小説でした。






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Last updated  2013年05月22日 20時34分27秒
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